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新築オール電化の電気料金プラン、今のままでいい?乗り換え先に選びたい1社

2026年9月22日

新築オール電化の電気料金プランを見直し、オール電化オクトパスの夜型・昼型プランを比較検討している様子

こんにちは。エネすけ運営者の「りょう」です。

新築でオール電化の家に入居して、電気料金プランは引き渡しのときのまま。そんな方は多いですよね。わが家も2026年4月に新築のオール電化住宅へ入居しました。エコキュートとIHで暮らす当事者として、電気代の実測を取り続けています。

先に結論を書きます。関西電力エリアの新築オール電化なら、まず比べたいのはオクトパスエナジーの「オール電化オクトパス」です。生活時間帯に合わせて夜型・昼型を選べ、とくに昼型「サンシャイン」は関西電力の「はぴeタイムR」にない選択肢だからです。ただし夜型の単価は、オクトパスの2026年10月版と関西電力の2026年11月1日改定で、はぴeタイムRとほぼ並びました。夜型のまま乗り換えても安くなるとは限りません。

ただし、申し込む前に確かめたい条件もあります。昼型メニューには給湯器の条件があり、料金メニューの変更は1年間できません。この記事では時間帯別の単価・はぴeタイムRとの差・向かない人・関西の他プランとの選び分けまでを順に整理します。

本記事はアフィリエイト広告を利用しています。料金プランの申し込み自体に費用はかかりませんが、単価・提供エリア・加入条件は時期によって変わります。申し込みの前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。

  • 「入居したときのまま」の料金プランで起きていること
  • オール電化オクトパスの時間帯別単価と、夜型・昼型の選び分け
  • 昼型「サンシャイン」を申し込む前に確かめる給湯器の条件
  • 解約金はなくても料金メニューの変更は1年できない点と、関西の他プランとの比べ方

結論|新築オール電化の乗り換え先は、まずオール電化オクトパスから比べる

この記事で取り上げるのは、オクトパスエナジーの「オール電化オクトパス」です。運営はTGオクトパスエナジー株式会社。東京ガスと英Octopus Energy Groupの合弁会社で、設立は2021年1月です。小売電気事業者の登録番号はA0793、本社は東京都港区六本木と公表されています。

オール電化オクトパス夜型とはぴeタイムRのナイトタイム単価を新単価で比べた図。16.17円と16.00円(電化割引後は実質15.20円)で差はほぼ消え、請求額合計で比べる注記が付いている

結論から書きます。夜型メニューのナイトタイムは16.17円/kWh、関西電力「はぴeタイムR」のナイトタイムは2026年11月1日の改定後で16.00円/kWh(23時〜翌7時)です。改定前ははぴeタイムR 15.37円に対してオクトパス14.91円で、オクトパスのほうが低かったのですが、オクトパス側も2026年10月1日の新版でナイトタイムが1.26円上がり、夜の単価差はほぼ消えました。さらに、はぴeタイムRにはエコキュート等の電気給湯機と据付型のIHクッキングヒーターの設置を条件に、基本料金と電力量料金の合計から5%を引く「電化割引」があります。条件を満たす家なら深夜帯は実質15.20円/kWh相当。夜の単価だけを理由に乗り換える段階ではなくなりました。

だから比べるときは、基本料金と時間帯ごとの使用量、そして割引まで入れた請求額の合計で見ることになります。基本料金はオクトパスエナジーの夜型が10kWまで1日95.66円(30日で約2,870円)、はぴeタイムRが10kWまで2,842.84円(2026年11月1日から。10月31日までは2,409.40円)で、後者は電化割引の対象です。わが家(エコキュート+IHで電化割引あり)の2026年5〜9月の明細を新単価どうしで試算すると、夜型のオール電化オクトパスは5か月とも月269〜883円高くなりました。電化割引がつかない家なら、差は月−113〜+206円でほぼ同額です。試算は基本料金・時間帯別の電力量料金・電化割引だけで計算した値で、燃料費調整額と再エネ賦課金は含めていません。はぴeタイムRは2026年11月1日改定後の単価を5〜9月の使用量に当てはめ、オクトパス側は休日の昼の使用量を推計しています。実際の請求額とは一致しない、わが家1軒の条件での目安です。

それでも最初に比べる相手として挙げる理由は、メニューが2つあることです。夜型の「オール電化オクトパス」と、昼型の「オール電化オクトパス-サンシャイン」。昼型はデイタイム(9:00〜15:00)が13.39円/kWhで基本料金も1日79.21円(30日で約2,376円)と、はぴeタイムRより安い。給湯器を昼に沸かせて日中に電気を使う家なら、はぴeタイムRにはない形で電気代を組み替えられます。生活時間帯に合わせて選べる設計は、暮らし方がこれから固まる新築世帯にとって扱いやすい仕組みです。

新築のいまが動きやすい理由もあります。家電を回す時間も、お湯を沸かす時間も、これから固まるところ。単価の安い時間帯に生活を寄せるなら、習慣がつく前のほうが無理なく組み立てられます。

項目内容
対象プランオクトパスエナジー「オール電化オクトパス 2026-10」/「オール電化オクトパス-サンシャイン 2025-04」(関西電力エリア)
提供エリア関西電力エリア(滋賀・京都・大阪・奈良・和歌山・兵庫、福井・岐阜・三重の一部)。全国では9エリアで提供
基本料金夜型: 最初の10kWまで 95.66円/日(30日換算で約2,870円/月)/10kWをこえる1kWにつき16.06円/日。昼型サンシャイン: 最初の10kWまで 79.21円/日(30日換算で約2,376円/月)/10kWをこえる1kWにつき13.71円/日
電力量料金時間帯別で13.39〜26.92円/kWh(関西電力エリア・2026年10月6日に公式の料金定義書で確認)
契約期間・解約金契約期間の定めなし・違約金なし(ただし料金メニューの変更は変更後1年間できません)
向いている家庭新築のオール電化で、住宅会社の案内で決めた大手プランのまま電気代を見ている家庭。給湯器を昼に沸かせて日中在宅が多く、昼型サンシャインに寄せられる家庭。電化割引がつかない契約で、同額程度なら実質再エネ100%の電気を解約金なしで試したい家庭

逆に、次の方には向きません。はぴeタイムRの電化割引5%がついていて、夜型のまま乗り換えて安くしたい方(わが家の明細試算では、新単価どうしで5か月とも割高でした)。深夜の沸き上げで固定されたまま昼型を狙いたい方。ポイント還元やセット割で電気代を下げている方。燃料費調整に上限がない点をリスクと感じる方。それぞれの理由は後半で書きます。

まずは検針票を手元に、今の単価と時間帯を並べてみてください。比べる相手が1つあるだけで、入居のときに決めたプランが自分の暮らしに合っているかを判断できます。

オール電化オクトパスの料金と提供エリアを公式サイトで確かめる

※単価・提供エリア・加入条件は時期によって変わります。申し込み前に公式サイトでご確認ください

「入居したときのまま」で1年が過ぎる|新築オール電化でよくある状態

新築の引き渡しは、決めることが多いですよね。照明にカーテン、火災保険。電気の契約もその1つで、案内されたプランにそのまま申し込む流れになりがちです。

住み始めてから気づきます。オール電化の電気代は、思っていたより大きい。わが家が新築に入居したのは2026年4月で、そこからの検針分は2026年5月が12,891円、6月が12,398円、7月が17,442円(549kWh)でした。契約は引き渡しのときに案内された関西電力「はぴeタイムR」のままです。ちなみに入居前は賃貸アパートでプロパンガス併用だったので、電気とガスの請求が別々でした。

オール電化の家は、光熱費がまるごと電気に乗ります。ガス代の欄がない代わりに、給湯も調理も暖房も1枚の請求書に集まる形です。だからこそ、時間帯ごとの単価の違いが家計に出やすくなります。

この金額を前にすると、多くの方はまず使い方を削ろうとします。暖房を我慢する。お湯の設定温度を下げる。ただ、同じ使い方でも単価が違えば請求額は変わります。

プランの見直しで手が止まる理由は、だいたいこの4つに集まります。

  • 今の契約の時間帯区分と単価を、じつは把握していない
  • エコキュートが何時にお湯を沸かしているか分からない
  • 解約でいくらかかるのかが分からず、動くのをためらっている
  • 新電力は安くなると聞くが、オール電化でも同じなのか判断できない

この4つは、電気代の合計額だけを眺めていても埋まりません。時間帯ごとの単価と、自分の家が電気を使う時間帯。この2つを並べる作業が先です。

夜型の時間帯別単価|はぴeタイムRとはほぼ互角になった

オール電化オクトパスの夜型は、1日を3つの時間帯に分けて単価を決めています。関西電力エリアの料金定義書「オール電化オクトパス 2026-10」(2026年10月1日実施)で確認した内容を並べます。

オール電化オクトパスの時間帯別電力量単価を示す棒グラフ。デイタイム・ホームタイム・ナイトタイムの単価を並べている
時間帯時間電力量料金(関西電力エリア)
ナイトタイム23:00〜翌7:0016.17円/kWh
ホームタイム7:00〜10:00・17:00〜23:0023.44円/kWh
デイタイム10:00〜17:00(土日祝も同じ)夏季(7/1〜9/30)26.92円/kWh・その他季 24.37円/kWh
基本料金-最初の10kWまで 95.66円/日・10kWをこえる1kWにつき16.06円/日

数字の意味を暮らしに戻します。エコキュートがお湯を沸かす深夜帯が、1日のなかでいちばん安い単価の時間帯に重なります。食洗機の運転や洗濯機のタイマーを夜に寄せるほど、安い単価で使う量が増える設計です。この構造ははぴeタイムRも同じで、違いは単価の水準と時間帯の切り方にあります。

逆に高いのは日中です。デイタイムは夏季で26.92円/kWh、その他季で24.37円/kWh。はぴeタイムRのデイタイム(平日10〜17時)は改定後で夏季29.59円・その他季26.96円なので、平日の昼だけはオクトパスのほうが約2.6円安い(電化割引ありのはぴeタイムRと比べると約1.2円)。ただしオクトパスは土日祝も同じデイタイム単価で、はぴeタイムRは休日の7〜23時がリビングタイム(23.52円)になります。休日の昼に家にいる家庭では、この差が逆向きに効きます。

朝と夕方はホームタイムです。7:00〜10:00と17:00〜23:00が23.44円/kWh。はぴeタイムRの同じ時間帯(リビングタイム23.52円)とほぼ同じで、電化割引がつく家では22.34円相当となりオクトパスのほうが約1.1円高くなります。家族が動く時間は中間の単価という設計で、生活の山が夜23時までに収まるほど扱いやすくなります。

基本料金の決まり方も見ておきます。アンペア契約ではなく、最初の10kWまでが1日95.66円の定額。30日で約2,870円です。はぴeタイムRの10kWまで2,842.84円(2026年11月1日から)とほぼ同額で、電化割引がつく家では2,700.70円相当になります。一般的な戸建てのオール電化なら10kW以下に収まり、基本料金は日割りの定額になります。日割りなので、検針期間が31〜33日の月は月額定額のはぴeタイムRより基本料金が重く出ます。

まとめると、夜型のオール電化オクトパスとはぴeタイムRは、新単価どうしでは夜も基本料金もほぼ互角です。電化割引5%がつく家では、夜型への乗り換えで安くなりにくいというのがわが家の試算の結果です。明細(2026年5〜9月・電化割引あり)で、燃料費調整額と再エネ賦課金を除いて試算すると月269〜883円高く、5か月で2,983円の差でした。ただし平日の昼はオクトパスのほうが単価が低いので、平日の日中に使う量が多い家では結果が変わることがあります。電化割引がつかない家ではほぼ同額で、平日の昼に使う量が多いほどオクトパスが有利になります。夜型を選ぶ理由は「安くなる」ではなく、同額程度で実質再エネ100%の電気に切り替えられること、解約金なしで試せることになります。

表の単価に足されるものもあります。電力量料金のほかに、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金が別途かかります。再エネ賦課金は制度として全世帯にかかりますが、燃料費調整額のほうは全社共通ではありません。市場連動型のLooopでんき「スマートタイムONE」のように、燃料費調整額を設けない代わりに単価が市場で動くプランもあります。比べるときは、同じ条件にそろえて見るのが前提になります。

電気の中身にも触れておきます。再生可能エネルギー指定の非化石証書を100%利用し、CO2排出係数は実質ゼロと説明されています。外部の評価では、GMOリサーチ&AI調べ「GMO顧客満足度ランキング 電力会社 小売」で総合1位(2026年3月・全国の18〜84歳7,939名を対象に、過去3年以内に電力会社の切り替え・契約を行い、3か月以上継続利用している人(法人契約を除く)へ実施したインターネット調査)。公式サイト掲載のGoogleレビューは4.4です。どちらも利用者の満足度であって、料金が安いことを示す数字ではありません。

自分の家がどの時間帯に電気を使っているか。検針票と、エコキュートの沸き上げ設定を見れば見当がつきます。今の単価と並べる相手を1つ用意する。そこからが比較の始まりです。

時間帯別の単価を公式サイトで自分のエリアと照らす

※記載の単価は関西電力エリアの料金定義書で確認した内容です。エリアと時期で変わるため公式サイトでご確認ください

昼型「サンシャイン」という2つ目の選択肢|分かれ目は給湯器

日中に家族が在宅する家なら、もう1つの選び方があります。昼型の「オール電化オクトパス-サンシャイン 2025-04」です。時間帯の区切りが夜型とまったく違います。

給湯器の沸き上げ時間から夜型(ナイトタイム16.17円)と昼型サンシャイン(デイタイム13.39円)のどちらを検討するかを示す判断フロー図
時間帯時間電力量料金(関西電力エリア)
デイタイム9:00〜15:0013.39円/kWh
スタンダードタイム0:00〜9:00・15:00〜24:0022.31円/kWh
基本料金-最初の10kWまで 79.21円/日(30日で約2,376円)・10kWをこえる1kWにつき13.71円/日

昼の6時間が13.39円/kWhで、夜型のナイトタイム(16.17円)やはぴeタイムRのナイトタイム(16.00円)よりさらに低い単価です。基本料金も1日79.21円(30日で約2,870円の夜型より約494円安く、はぴeタイムRの2,842.84円より約467円安い)。前提は、給湯器を昼に沸かせること(加入条件です)。そのうえで在宅勤務などで日中にもエアコンや家電を使う家ほど、生活の中心となる時間が安い単価に重なります。関西の新築オール電化が乗り換えで差が出る可能性があるのは、給湯器を昼に沸かせる家のこの昼型です。

裏返しも見ておきます。昼型はデイタイム以外がすべてスタンダードタイムで、0:00〜9:00と15:00〜24:00が22.31円/kWh。はぴeタイムRのナイトタイム16.00円より6円以上高いので、夜にまとめてお湯を沸かす家が昼型を選ぶと、いちばん電気を使う時間が高いほうの単価に乗ります。昼型は、給湯器を昼に沸かせることが加入の前提。そのうえで得になるかどうかは、給湯以外も含めて日中にどれだけ使うかで決まります。

ただし、この昼型には条件があります。加入には「昼間沸上げ型家庭用ヒートポンプ給湯器」を所有していることが必要です。公式ページも、申し込みの前に確認するよう案内しています。給湯器の沸き上げ時間をデイタイム(9:00〜15:00)へ変更できるかどうかです。

ここが現実的なハードルです。深夜の沸き上げで固定された一般的なエコキュートだと、設定を変更できず案内できないケースが出ていると公式サイトも明記しています。申し込みの前に、自宅の給湯器の沸き上げ時間を変えられるか確認してください。

太陽光を載せている家は、考え方がもう一段変わります。昼の電気を自家消費でまかなう分、買う電気は朝夕と夜に寄りやすくなります。昼に買う量が少ない家ほど、昼型の安い単価は効きにくい。パネルの有無も、メニューを決める材料に入れてください。

確認の順番はシンプルです。給湯器の設定を見る。昼に沸かせるなら昼型が候補に入る。深夜固定のままなら夜型で考える。ただし夜型は、はぴeタイムRと新単価どうしでほぼ互角なので、安くなる前提では選ばないでください。この1ステップで、選ぶメニューはほぼ決まります。

乗り換える前に確かめる3つ|沸き上げ時間・1年ルール・契約電力

申し込みの手前で確かめたいことを3つに絞ります。順番にも意味があります。

乗り換え前に確認する3項目、沸き上げ時間・1年ルール・契約電力を示すチェックリスト
  • エコキュートの沸き上げ時間帯を確認する(深夜固定か、昼へ変えられるか)
  • 昼型・夜型のどちらに生活を寄せるかを決めてから申し込む
  • 今の契約の時間帯区分と単価を検針票で書き出し、並べて比べる

2番目が効いてくる理由を書きます。オクトパスエナジーは契約期間の定めがなく、解約時の違約金・解約手数料がかかりません。乗り換えを試すハードルは低い設計です。ただし料金メニューの変更は、やむを得ない場合を除き変更後1年間できません(料金定義書8)。

つまり「とりあえず昼型にして、合わなければ来月は夜型へ」という往復ができません。解約に違約金はかからなくても、昼型と夜型の行き来には1年の制約がかかります。他社へ移ったあとに再契約できるか、以前のプランへ戻せるかも移り先の条件しだいです。生活時間帯を先に把握する順番が大事になるのは、このためです。

3番目の書き出しは、机の上で終わります。検針票にある時間帯ごとの使用量(kWh)と、今の契約の単価を並べるだけ。夜間の使用量が全体のどのくらいを占めるかが見えれば、夜型・昼型のどちらへ寄せるかも決められます。

もう1つ、契約電力の決まり方も知っておくと安心です。オクトパスエナジーはアンペア契約ではなく実量制。30分単位で計量した最大需要電力の、当月と前11か月のうち大きいほうが契約電力になります。基本料金は10kWまで定額なので、10kW以下に収まっていれば金額は変わりません。ただしIHとエコキュート、エアコンが同じ30分に重なって平均の需要が10kWを超えると、超えた分がその後11か月の基本料金に加算される仕組みです。瞬間的な立ち上がりではなく、30分の平均で見る点がポイントになります。

身構える話ではありません。大きな電力を使う機器を、同じ30分に重ねない。効き方が大きいのはIH・エコキュート・エアコンといった高出力の機器のほうです。食洗機や洗濯機はそれらほど消費電力が大きくないので、まずは高出力の機器どうしを重ねないことを優先すれば十分です。新築で家電の使い方がまだ固まっていない時期なら、組み立てやすいはずです。

加入条件と申し込みの流れを公式サイトで確認する

※加入には夜間蓄熱式機器やオフピーク蓄熱式電気温水器などの所有条件があります。詳細は公式サイトでご確認ください

正直な注意点|オクトパスエナジーが向かない人

ここまで合う理由を並べたので、向かない条件も正直に書きます。

  • 関西電力はぴeタイムRの電化割引5%がついていて、夜型のまま乗り換えて安くしたい人(2026年11月1日改定後の単価でも、わが家の明細試算では月269〜883円高くなりました)
  • 深夜の沸き上げで固定されたエコキュートのまま、昼型サンシャインを狙う人(適用を断られる可能性があります)
  • オール電化ではない住宅(夜間蓄熱式機器やオフピーク蓄熱式電気温水器を持たない家庭は加入条件を満たしません)
  • ガスや光回線とのセット割、ポイント還元で電気代を下げている人(割引を外した実額で比べないと判断を誤ります)
  • 燃料費調整に上限がない点をリスクと感じる人(基準燃料価格27,100円/kL・基準単価0.165円/kWhで、上限の規定は置かれていません)
  • 料金の差額よりも、比べる手間のほうを負担に感じる人

期待値の話も書いておきます。乗り換えで安くなるかどうかは、使用量と時間帯の配分しだいです。口コミで安くなった家庭があっても、同じ結果になるとは限りません。とくに関西の「安くなった」口コミは、オクトパスの2026年10月版より前の単価で書かれたものが混ざります。中部・中国・九州のエリアではお得になりにくいという指摘もあります(この記事で扱う関西電力エリアとは別の話です)。

セット割で下げている家庭は、比べ方に順番があります。電気を乗り換えると外れる割引は電気代だけとは限らず、ガスやネットの請求も上がることがあります。電気単体ではなく、世帯全体の支払い総額で「いまのまま(割引あり)」と「乗り換え後(割引なし)」を並べてください。関西電力「はぴeタイムR」なら、エコキュート等の電気給湯機と据付型のIHクッキングヒーターの設置で基本料金+電力量料金の5%が引かれる電化割引も、いまのままなら続く分として計算に入れます。

燃料費調整に上限がないという点も、見え方は家庭で分かれます。ここは誤解しやすいところで、関西電力の「はぴeタイムR」も自由料金なので上限はありません。上限があるのは従量電灯Aなどの規制料金のほうです。燃料価格が高騰した局面で上限の守りを優先するなら、時間帯別プランを離れて規制料金へ移るという選び方になります。オール電化の使い方とは噛み合いにくい点も含めて考えてください。

それでも、条件が合う家には向きます。給湯器を昼に沸かせて日中在宅が多く、昼型サンシャインを使える家庭。電化割引がつかない契約で、同額程度なら実質再エネ100%の電気を解約金なしで一度試してみたい家庭。ここに当てはまるなら、比べる価値のある候補です。合わなければ解約金なしで離れられる点は、最初の一歩を軽くしてくれます。

支払い方法も確認しておくと安心です。クレジットカード・口座振替・コンビニ決済に対応しています。コンビニ払いは手数料220円がかかります。申し込みはオンラインで完結し、検針票が手元にあれば入力そのものは数分で終わります。

他の選択肢も正直に|関西で比べたい3プラン

オクトパスエナジーが合わない家もあります。関西エリアで比較対象になるプランを、正直に挙げておきます。

関西エリアで比較したい4つの電力プランと、それぞれに向く家庭を一覧にした比較表

1つ目は関西電力「はぴeタイムR」です。新築時に住宅会社の案内で契約しているケースが多く、まずは今の自分の基準として押さえたい相手。2026年11月1日の改定後は基本料金2,842.84円(10kWまで)・ナイトタイム16.00円/kWhで、夜型のオール電化オクトパスとほぼ同じ水準です。休日の昼をリビングタイム単価(23.52円/kWh)で使える設計で、土日に日中の在宅が集中する家庭には、この設計が効きます。エコキュート等の電気給湯機と据付型のIHクッキングヒーターを設置していれば、基本料金と電力量料金の合計から5%を引く「電化割引」が使えます。なお、はぴeタイムRも自由料金のメニューで、燃料費調整額に上限はありません(上限があるのは従量電灯Aなどの規制料金のほうです)。

2つ目はLooopでんき「スマートタイムONE(電灯)」。電力量料金がJEPXのスポット市場価格に30分ごとで連動するプランです。太陽光や蓄電池があり、電気を使う時間を市場価格の安い時間帯へ自分で動かせる家庭ならこちら。逆に、夏冬の高騰局面で固定単価より高くなるリスクを取る前提なので、単価を読める安心を優先するなら向きません。

3つ目はeo電気「オール電化プランK」(オプテージ)。関西でeo光のネット回線を使っていて、電気とネットの支払いを1つにまとめたい方向けです。2026年1月からは小売電気事業者が関西電力になる新プランへ移行しており、セット割を含めた実額で比べたい場合の選択肢になります。

3つとも、当てはまる家がはっきりしています。休日の昼に在宅が集中する家や電化割引つきの夜型世帯なら関西電力、使う時間を自分で動かせるならLooopでんき、ネットとまとめたいならeo電気。どれにも当てはまらない新築オール電化なら、オール電化オクトパス(まずは昼型サンシャインが使えるか)が本命の比較相手になります。

オール電化のプラン乗り換えでよくある質問

申し込みの手続きは、どのくらい手間がかかりますか?

申し込みはオンラインで完結します。手元に検針票を用意しておけば、入力そのものは数分です。ただし加入条件の確認で、夜間蓄熱式機器やオフピーク蓄熱式電気温水器(エコキュート等)の所有を示す資料の提出を求められる場合があります。所有を確認できないと適用を断られることがあるため、機器の型番が分かる書類を先に探しておくと安心です。

解約金はかかりますか? 合わなかったら戻せますか?

オクトパスエナジーは契約期間の定めがなく、解約時の違約金・解約手数料はかかりません。一方で、料金メニューの変更はやむを得ない場合を除き変更後1年間できません(料金定義書8)。昼型と夜型を毎月のように往復することはできない点に注意してください。なお、いま契約している会社側の解約条件は、各社の規約でご確認ください。

エコキュートの沸き上げが深夜固定でも、昼型のサンシャインを選べますか?

昼型サンシャインの加入には、昼間沸上げ型の家庭用ヒートポンプ給湯器を所有していることが条件です。深夜の沸き上げで固定された一般的なエコキュートの場合、設定を変更できずプランを案内できないケースが出ていると公式サイトも明記しています。申し込みの前に、沸き上げ時間をデイタイム(9:00〜15:00)へ変更できるかを確認してください。変更できない場合は、夜型メニューで検討する形になります。

乗り換えると電気代は安くなりますか?

安くなるかどうかは、使用量と時間帯ごとの配分で変わります。関西電力エリアでは、夜型のオール電化オクトパス(2026年10月版)とはぴeタイムR(2026年11月1日改定後)は、夜の単価も基本料金もほぼ同じ水準です。電化割引5%がついているわが家の明細で試算すると(燃料費調整額と再エネ賦課金を除く)、夜型への乗り換えは月269〜883円高くなりました。一方、電化割引がつかない家や平日の昼に使う量が多い家では、夜型でも安くなる月があります。昼型サンシャインは昼の単価(デイタイム13.39円/kWh)が低い反面、給湯器を昼に沸かせることが条件で、それ以外の時間帯は22.31円/kWhと高くなります。まずは検針票で時間帯ごとの使用量を確認し、今の単価と並べて比べるのが近道です。

関西電力エリア以外でも申し込めますか?

提供エリアは北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州の9エリアです。ただし、この記事で紹介した単価は関西電力エリアの料金定義書で確認した内容です。エリアごとにメニュー名も時間帯の区切りも単価も変わります。自分のエリアの条件は公式サイトでご確認ください。

新築オール電化の乗り換え結論|まずオクトパスエナジーと比べる

新築オール電化の電気料金プランは、入居のときのままでも動き続けます。ただ、時間帯別の単価は会社ごとに違い、改定もあります。関西の新築オール電化なら、オクトパスエナジーの「オール電化オクトパス」は最初に比べる価値のある相手です。ただし夜型は、はぴeタイムRと新単価どうしでほぼ互角です。

新築オール電化の乗り換え先の選び方を要点別にまとめた図。夜型のナイトタイム16.17円ははぴeタイムRとほぼ同額、昼型サンシャインは13.39円
  • 夜型のナイトタイム(23:00〜翌7:00)は16.17円/kWh。2026年11月1日改定後のはぴeタイムR(16.00円)とほぼ同額で、電化割引5%がつくわが家の試算(燃調・賦課金を除く)では、夜型への乗り換えで5か月とも割高だった
  • 日中在宅で昼に沸かせるなら昼型サンシャインのデイタイム(9:00〜15:00)が13.39円/kWh。基本料金も1日79.21円と安く、乗り換えで差が出る可能性があるのはこちら。ただし昼間沸上げ型の給湯器が条件で、それ以外の時間帯は22.31円/kWhと高い
  • 契約期間の定めなし・解約金なし。ただし料金メニューの変更は変更後1年間できない
  • セット割やポイント還元、関西電力の電化割引(5%)で電気代が下がっている家庭は、世帯全体の支払い総額で「いまのまま」と「乗り換え後」を比べる

迷ったら、まず給湯器を昼に沸かせるかを確認し、昼型「サンシャイン」が使えるかを今のプランと並べてみてください。夜型は安くなる前提ではなく、同額程度で実質再エネ100%に切り替える選択肢として見ます。休日の昼に在宅が集中する家や電化割引つきの夜型世帯なら関西電力「はぴeタイムR」。使う時間を自分で動かせるならLooopでんき。ネット料金とまとめたいならeo電気という選び方もあります。

最後に1つ。比べる作業は、検針票を1枚出すところから始まります。今の単価と時間帯が分かれば、乗り換えるかどうかも自分で判断できます。

検針票を手元にオール電化オクトパスの申し込み条件を見る

※申し込みはオンラインで完結します。単価・提供エリア・加入条件は時期によって変わるため、公式サイトで最新の情報をご確認ください

  • この記事を書いた人

りょう / エネすけ運営者

関西の新築一軒家(オール電化)で、妻と子ども2人と暮らす一般の施主です。2026年8月に太陽光7.92kW+蓄電池7.7kWhを設置しました。導入前24ヶ月分の電気代実測をもとに、「太陽光は本当に元が取れるのか」を導入前後の比較で検証していきます。

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