こんにちは。エネすけ運営者の「りょう」です。
リモコンにエラーコードが出て、決定ボタンを押しても消えない。漏電遮断器を入れ直したのに、翌日また同じ表示が出た。そんな状況で、自分で直せるのか業者を呼ぶべきか迷っている方も多いのではないかなと思います。
お湯が使えないと、家族のお風呂や翌朝の支度にすぐ響きますよね。わが家もパナソニックのエコキュートを使うオール電化の家なので、決して他人事ではありません。
そこで、わが家の機種の取扱説明書とメーカー各社の公式情報をもとに、自分で試してよいリセットと、業者に任せる境界を整理しました。修理費の目安と、交換を考えるラインまで一緒に確認していきましょう。
- 正しいリセットは1回だけで、消えない・再発するなら修理が必要な理由
- パナソニックなど主要5社の解除操作と、漏電遮断器を触らない場面
- 凍結・停電・据付直後など、リセットで消える側のエラーの見分け方
- 販売店に伝える3つの情報と、修理費の目安・交換を考えるライン
リセットしても消えないエラーコードは自分で直せない

結論から言うと、正しいリセットを1回試して消えない・すぐ再発するエラーは、部品の故障が疑われるサインです。温度センサーや基板、ヒートポンプなどの不具合が考えられ、利用者の手では直せません。販売店かメーカーの窓口に修理を頼むのが、結果的にいちばん早い道です。
理由はシンプルで、リセットは表示を消す操作であって、原因を直す操作ではないからです。これは各メーカーに共通する考え方。原因が残っていれば、同じ表示がまた出てきます。
メーカーの案内も、この前提で書かれています。三菱電機は、通信異常の H10 が再表示されるなら配線か基板の不良を疑うとしています。日立の取扱説明書も、処置してもなお表示が出る場合は部品故障の可能性があると明記しています。
何度か試せば直るのでは、と期待したくなりますよね。ただ、解除操作の繰り返しを勧める公式の記述は、私が調べた範囲では見当たりませんでした。どのメーカーも「解除して再表示されたら販売店へ」という一本道です。
何回かリセットしてたら、そのうち直ったりしないの?
気持ちは分かります。でもメーカーの案内だと、1回試して消えなければ修理に回す流れみたいですよ。
じゃあ、自分でやっていいのはどこまでなんだろう?
そこの境界を、一緒に確認してみましょう。
| 自分でしてよいこと | 自分でしないこと |
|---|---|
| 取扱説明書どおりの解除操作を1回試す | 解除操作を何度も繰り返す |
| エラーコードを写真やメモで控える | 貯湯ユニットの前板やヒートポンプのカバーを開ける |
| 給水元栓を閉め、遮断器を切って連絡する(凍結のおそれがある時期を除く) | 自動で切れた漏電遮断器を入れ直す |
| 販売店やメーカー窓口に自分から連絡する | 配管や電気配線を自分で外す・直す |
「自分でしないこと」の列は、取扱説明書や業界団体の案内で避けるよう示されている作業です。配管の取り外しは給水装置工事主任技術者、電気配線の取り外しは電気工事士の資格が要る作業とされています。
ヒートポンプ内の冷媒(CO2)は高圧で、利用者が自分で作業するのは危険とされています。分解や部品交換は必ず専門業者に任せてください。
まず1回だけ試すメーカー別リセット方法
解除操作は、リモコンのボタン操作か、漏電遮断器を自分で切って約1分後に入れ直すかの2通りです。どちらを使うかは、メーカーと表示の種類で決まっています。試すのは1回だけにしてください。

押すボタンの組み合わせは、同じメーカーでもリモコンの形名で変わります。手元のリモコンの型番を見て、取扱説明書で操作を確かめてから試すのが確実ですよ。
わが家のパナソニック実機と他4社の解除操作
パナソニックは、表示の頭文字で解除のしかたが分かれます。U 表示は「決定」を押して表示を消し、そのあと原因を取り除く流れです。H94 や凍結で出る F12・F19 などは、対処後に漏電遮断器を切って約1分(60秒以上)待ち、入れ直します。
わが家のエコキュートも、パナソニックの LQ 系と呼ばれるシリーズです。その取扱説明書(2024年7月版)では、いま挙げた以外の H・F 表示は解除の対象になっていません。給水元栓を閉じ、配線用遮断器と漏電遮断器を切って販売店へ連絡する、という指示です。
他の4社は、リモコンの同時押しや長押しで解除する方式が中心です。パナソニックを含む主要5社の解除操作は次のとおりです。
| メーカー | リモコンでの解除 | 電源(遮断器)の入れ直し |
|---|---|---|
| パナソニック | U表示は「決定」で消してから対処 | H94・F12・F19などは対処後に切→約1分後に入 |
| 三菱電機 | 「日時設定」(機種により「時計合わせ」)と「給湯温度▼」を3秒以上同時押し | H01・H10は電源レバーを切→1分程度→入 |
| 日立 | 「決定」→「メニュー」ボタンを3秒以上長押し | 画面に指示が出る表示は、本体の電源スイッチを一度切って入れ直す |
| コロナ | 2つのスイッチを5秒以上同時押し(組み合わせはリモコンのタイプで違う) | リモコンで消えないときに漏電遮断器を入れ直す案内もある(販売店の情報) |
| ダイキン | 公式FAQに共通の解除操作の記載なし。取扱説明書で確認 | E7(雪や凍結でファンが停止)は解凍後にブレーカーを切り、約1分後に入れる |
三菱電機は、古いリモコンだと組み合わせが変わります。RMC-HP 系は「タンク内湯温表示」と「給湯温度▼」、RMC-711K・521K は「休止」と「音量」の同時押しです。
コロナもリモコンのタイプで押すボタンが違います。たとえばタイプ3は「運転モード」と「予約」、タイプAは「ecoガイド」と「タンク湯増し」の組み合わせ。浴室リモコンからも解除できます。
ダイキンについては、販売店のサイトで決定ボタンの長押しを案内する例があります。ただ、メーカー公式の共通手順ではありません。機種ごとの操作は、取扱説明書で確かめてください。
正確な操作は機種によって異なります。最新の手順は、各メーカーの公式サイトや取扱説明書で確認してください。
漏電遮断器の入れ直し手順と触らない場面
漏電遮断器の入れ直しは、自分で「切」にして約1分待ち、「入」に戻すのが基本の手順です。ただし、遮断器が勝手に落ちていたときと、凍結のおそれがある時期に解除の対象外の故障表示が出たときは触りません(凍結による表示は、解凍を待ってから入れ直します)。パナソニックの取扱説明書に沿った手順は次のとおりです。
- 手が乾いていることを確かめる(ぬれた手での操作は感電の原因)
- 貯湯ユニットの、ネジをゆるめて開けるふたの中にある漏電遮断器を「切」にする
- 約1分(60秒以上)待つ
- 「入」に戻し、ふたを閉じる(雨やごみが入ると漏電の原因)
- リモコンの表示が消えたかを確かめる
開けてよいのは、漏電遮断器のあるふただけです。貯湯ユニットの前板やヒートポンプユニットのカバーは、開けないよう取扱説明書で注意されています。
入れ直してはいけない2つの場面
1つ目は、漏電遮断器が自動で「切」になっていたとき。不具合の可能性があり、入れると発煙・発火のおそれがあります(ダイキン公式)。2つ目は、凍結のおそれがある時期に、解除の対象外の故障表示が出たとき。遮断器を切ると凍結予防運転が止まり、配管の凍結で故障が広がることがあります(パナソニック公式)。
エラー解除の「切→入」は、あくまで自分で切ってから入れ直す操作です。勝手に落ちた遮断器を戻す操作とは、まったくの別物なんですよね。パナソニックや日立も、遮断器が自動で切れる症状を、使用を中止して点検を相談するサインに挙げています。
冬に故障の表示が出たときは、遮断器と凍結予防ヒーターを切らずに、すぐ販売店へ連絡するのがパナソニックの指示です。通常時の「遮断器を切って連絡」とは、季節で指示が逆になる点に注意してください。
リセットで消える系と消えない系の見分け方
見分けの軸は、原因を自分で取り除けるかどうかです。断水や栓の閉め忘れ、冬の凍結、停電のように外から来た原因なら、取り除けばリセットで消えます。センサーや弁、基板、ヒートポンプといった部品の不具合は、何度消しても戻ってきます。

| 分類 | 主な原因 | 表示の例 |
|---|---|---|
| リセットで消える系 | 給水元栓の閉め忘れ・断水、浴そうの栓忘れ、お湯のあふれ、冬の配管凍結(解凍後)、停電のあとの時計の乱れ | パナソニックのU表示・H82、コロナのC表示 |
| 消えない・再発する系 | 温度センサーの断線、ポンプや弁、基板・通信、ファンモーター、圧縮機・冷媒回路、漏水検知 | パナソニックのH・F表示(H94など一部を除く)、日立の点検表示の多く |
パナソニックは、表示の頭文字でそのまま担当が分かれています。U は利用者が対処できる内容、H は販売店、F はサービス会社が対応する内容という区分です。公式FAQでも、H と F は「お客様では対応できないエラー」とされています。
コロナは C 表示がお客様で対処できる区分で、E・H 表示の多くと U 表示は点検・修理が必要な区分です。同じ U でもメーカーで意味が逆になるので、他社の一覧を当てはめないよう気をつけたいですね。
U表示や冬の凍結・停電後はリセットで消える側
パナソニックの U 表示、冬の凍結、停電のあと、据付の直後の4つは、原因が外にあるのでリセットで消える側です。まずは、自分の状況がこのどれかに当てはまるかを確かめてみてください。
パナソニックの U 表示は、浴そうや給水まわりの状況を知らせるものです。U22 は給水元栓の閉め忘れや断水・配管の凍結、U51 は浴そうの栓の閉め忘れ、U53 はお湯のあふれを示します。どれも「決定」で表示を消してから、原因を取り除けば使えます。
冬の朝に出て、日中に気温が上がると解除で消えるなら、凍結が原因と考えられます。凍結で出ることがある表示と、公式の対処は次のとおりです。
| メーカー | 凍結で出ることがある表示 | 公式の対処 |
|---|---|---|
| パナソニック | U22、F12・H94(給水配管の凍結)、F19(ユニット間の配管の凍結) | お湯側の蛇口を少し開けて自然解凍を待ち、漏電遮断器を60秒以上切ってから入れる |
| ダイキン | HJ・FA・E3・C15・C16など。E7は雪でファンが回らない状態 | 日中の気温上昇で自然解凍を待つ。E7は解凍後にブレーカーを切り、約1分後に入れる |
| コロナ | E14・E16(配管の凍結・断水)、H15(積雪や凍結によるファンのロック) | 自然解凍を待ち、リモコンで解除 |
| 三菱電機 | C03・C20など沸き上げ系、P37(ふろ配管)、P01・P20・P21(給水配管) | 解凍を待つ。難しければ販売店に相談 |
雪でヒートポンプの周りがふさがれて、お湯が増えないこともあります。この場合は、ヒートポンプ周りの雪を取り除けば戻るケースです。解凍しても解除できない、または再発するなら、配管の破損や部品の故障として点検を頼みます。
停電のあとに出る表示も、故障ではありません。パナソニックは30分以上の停電のあとに「停電のお知らせ」を出し、決定を押せば元の表示に戻ります。H82 も、停電から戻ったときの時計データの乱れで、時刻合わせで済む表示です。
三菱電機は、停電のあとに時計が点滅していたら時刻を合わせる案内です。時計ではなくエラーが出ているときだけ解除操作をし、それでも戻らなければ販売店へ連絡します。
据付の直後も、一時的なエラーが出やすい時期です。三菱電機は、切替弁やふろ循環ポンプの異常(P25〜P27・P37)のリモコン解除を、使用開始後1週間以内に限って案内しています。配管内の空気や異物といった、工事の直後に特有の原因があるためです。
新築や交換からまだ日が浅い時期のエラーなら、まず工事をした業者に相談してみてください。凍結・停電・据付直後のどれにも当てはまらないのに、季節と関係なく同じコードが出るなら、消えない側を疑います。
何度も出るエラーは基板・センサー・ヒートポンプ
解除してもまた出るエラーは、貯湯ユニット側の部品か、ヒートポンプ側の部品の故障が中心です。どちらも部品の交換が必要で、利用者の手当てで直る範囲ではありません。
パナソニックの H 表示は、主に貯湯ユニット側の不具合です。温度センサー(サーミスター)の断線や短絡、ポンプや混合弁・三方弁、通信の異常などが含まれます。F 表示はヒートポンプ側で、圧縮機やファン、冷媒の回り方(冷凍サイクル)の異常が中心です。
| 故障の場所 | 表示の例 | 交換になりやすい部品 |
|---|---|---|
| 貯湯ユニット側 | パナソニックのH表示、ダイキンのC30・H54・H56・H92 | 温度センサー、三方弁・混合弁、ポンプ、貯湯ユニット基板 |
| ヒートポンプ側 | パナソニックのF14・F15・F24、ダイキンのE1・E7・L5 | ヒートポンプユニット基板、ファンモーター、圧縮機・冷媒回路 |
| 通信・リモコン | パナソニックのH76・H90、三菱電機のH10、ダイキンのH76 | 基板、リモコン |
表の部品はどれも本体の内部にあり、交換には専門の技術と部品が要ります。同じ表示を何度も見ると、不安になりますよね。ただ、どこが悪いかの見当がつくだけでも、販売店との話はぐっと進めやすくなります。
いったん消えて数日後にまた出た、というケースも再発に含めて考えます。一度きりか繰り返しかは、リモコンの履歴や自分のメモで見分けられます。
お湯が沸かない・出ない時、沸き増しやシャワーは?
答えは表示の種類で分かれます。U 表示なら原因を取り除けば使えますが、H・F の故障表示は修理まで使わない前提です。沸き増しもヒートポンプが動いていることが条件なので、ヒートポンプ側の故障ではお湯を増やせません。

エラーが出てても、タンクに残ってるお湯でシャワーくらいできないの?
そこ、いちばん困るところですよね。表示の種類で答えが変わるので、順番に確かめてみましょう。
わが家と同じパナソニックの取扱説明書で整理すると、次のようになります。
| 状況 | お湯は使えるか | 取扱説明書・公式の扱い |
|---|---|---|
| U表示(浴そうまわり・断水など) | 原因を取り除けば使える | 「決定」で表示を消して対処 |
| H11(無線LANの通信異常) | 修理まで一時的に使える | 無線LAN機能だけが使えない |
| それ以外のH・F表示 | 修理まで使わない前提 | 給水元栓を閉じ、遮断器を切って連絡(凍結のおそれがある時期は切らずに連絡) |
| 湯切れ(故障ではない) | 沸き増しで戻る | 100Lの沸き増しに約1時間 |
表示が出ていないのにお湯が足りないなら、故障ではなく湯切れかもしれません。パナソニックの沸き増しは100L単位で、100L沸かすのに約1時間が目安です。表示の L は42℃換算の湯量なので、タンクの高温のお湯は約50L増える計算になります。
朝に満タンになっていなくても、異常とは限りません。学習による湯量の調整、深夜の大量使用、夜間の停電、寒さでヒートポンプの能力が落ちた場合は、公式も故障ではないとしています。どれにも当てはまらなければ、水漏れや故障を疑って修理窓口へ。
よく混同されるのが、停電のときにタンクのお湯が出る話です。パナソニックは、断水していなければ停電中もタンクのお湯を蛇口から使えるとしています。ただ、これは停電時の挙動の話。故障エラーが出たときにタンクのお湯を使ってよいかを一般化した公式の記述は、確認できませんでした。
修理までの間に使ってよいかは、販売店に電話するときに直接聞くのが確実です。入浴は近くの銭湯を使うなど、家の外で段取りしておくと慌てずに済みますよ。
日立の Er14・Er17・Er26・Er28・Er38・Er56・Er64・Er68・Er72 は、やけどのおそれがあるため、解除できても使用を控えて修理を頼むよう取扱説明書に書かれています。消えたから使ってよい、とは限りません。
修理のあとにも、知っておきたい点があります。パナソニックは修理時や15日以上電源を切ったあと、沸き上げの学習が初期化され、7日間で学び直します。修理直後にお湯の量が変わったと感じたら、この学び直しの影響かもしれません。
販売店に電話する前に控える3つのこと
控えるのは「エラーコード」「型番」「発生状況」の3つです。メーカーの取扱説明書が修理依頼のときに求める内容とほぼ重なるので、そろっていれば電話一本で話が早く進みます。

| 控える項目 | 確かめる場所 | ひとこと |
|---|---|---|
| エラーコード | リモコンの表示、パナソニックはOKモニター | 表示が出たら写真で残す |
| 型番 | 貯湯ユニットの銘板、保証書 | お買い上げ日も一緒に |
| 発生状況 | 自分のメモ | いつ・何をした後か・解除の回数 |
連絡先は、まず購入した販売店です。転居や贈答品などで販売店に頼めないときは、メーカーの相談窓口が案内されています。パナソニックはリモコンの「サービス店TEL表示」、日立は販売店が登録していれば点検表示の画面から連絡先を出せます。
大事なのは、連絡の向きを「自分から販売店やメーカーへ」にしておくことです。向こうから突然かかってくる「点検」の電話や訪問は、高額な交換契約の入口になりやすいからです。
エラーコードはわが家のOKモニター履歴で控える
エラーコードは、表示が出た時点でスマホで写真を撮っておくのがいちばん確実です。消えてしまったあとでも、パナソニックならリモコンの「OKモニター」で履歴を確かめられます。
わが家の機種の取扱説明書によると、OKモニターは台所リモコンのメニューから「その他」を選ぶと開けます。異常表示の履歴が新しい順に並び、異常がなければ履歴なしと表示されます。同じメニューのサービス店TEL表示とあわせて、どちらの画面も1分たつと自動で閉じます。
注意したいのは、履歴が消える条件です。異常のない状態で2週間連続して通電すると、履歴は自動で削除されます。たまにしか出ないエラーほど、証拠が残りにくいんですよね。
なので、再発するたびに写真を撮り、日付と一緒に残しておくのがおすすめです。他のメーカーでも、表示の写真があれば電話で読み上げるだけで済みます。
型番は貯湯ユニットの銘板で確かめる
型番は、タンクの入った貯湯ユニットに貼られた銘板で確かめます。保証書が見当たらなくても、本体を見に行けば分かります。
わが家の貯湯ユニットの銘板には、Panasonic の品番「HE-S37LQ」と2025年製の表示がありました。同じラベルには「非常時は生活用水として使えます」という注意書きも並んでいます。
パナソニックは品番が「HE-」で始まり、修理の依頼では品番を伝えるよう案内しています。日立は型式を保証書に記載し、型式と製造番号を貯湯ユニットとヒートポンプユニットの両方に表示しています。
型番と一緒に求められるのが、お買い上げ日です。保証期間はお買い上げ日から数えるので、保証書や購入時の書類を手元にそろえておきましょう。
パナソニックの保証は、本体・リモコンが1年、ヒートポンプの冷媒系統が3年、タンクが5年(水漏れに適用)です。わが家は2026年4月の入居なので、少なくとも冷媒系統とタンクは保証の内側にいる計算。保証期間中なら保証書の規定に従った出張修理になるので、まず保証書を確認してみてください。
発生状況はいつ・何をした後に出たかをメモ
発生状況は、「いつ」「何をした後か」「解除して何回出たか」をメモしておきます。パナソニックは「故障の状況をできるだけ具体的に」、日立は「異常の内容をできるだけ詳しく」伝えるよう求めています。
- いつ出たか(日付と時刻、冬の朝か、停電や断水の直後か)
- 何をしていたか(お湯はり・シャワー・沸き上げの最中など)
- 解除操作をしたか、その後に何回出たか
- お湯は出るか、ぬるいか、異音やにおい・水漏れはないか
この情報は、凍結や停電のような一過性の原因か、部品の故障かを切り分ける材料になります。自分で原因を判断できなくても、状況を正確に伝えられれば十分です。
こげ臭いにおいや異常な音・振動、熱いお湯が出続ける、本体や配管から水が漏れるといったときは、メモより先に使用を中止してください。パナソニックの取扱説明書が、販売店に点検を相談するよう求めている症状です。
修理費用の目安と、点検営業に流されない交換判断
修理費は、エラー表示の部品交換ならメーカー公表値で4万〜6万円台が中心です。10万円を超えるのは、圧縮機などの冷媒系統やリモコン一式の交換のケース。使用10年以上で見積もりが10万円を超えるなら、交換した方が結果的に安くつくかもしれない、というのがダイキンの公式の目安です。

つまり、修理か交換かの分かれ目は「使った年数」と「どこが壊れたか」の組み合わせで決まります。慌てて契約する前に、この2つを落ち着いて確かめたいところです。
エラー別の修理費は4万〜6万円台が中心
ダイキンはエラーコードごとに修理目安の金額と交換部品を公表していて、大半が4万〜6万円台に収まります。出張料・技術料(点検費を含む)・部品代を合わせた税込の目安です。
| エラーコード(ダイキン) | 修理目安(税込) | 想定される交換部品 |
|---|---|---|
| C30 | 23,000〜65,000円 | 貯湯ユニット基板、缶体上サーミスタ |
| H54 | 38,000〜68,000円 | 貯湯ユニット基板、三方弁 |
| H56 | 40,000〜67,000円 | 湯張り混合弁、貯湯ユニット基板 |
| E7 | 43,000〜48,000円 | ファンモーター |
| E1 | 49,000〜59,000円 | ヒートポンプユニット基板 |
| L5 | 49,000〜59,000円 | ヒートポンプユニット基板 |
| U4 | 49,000〜81,000円 | 貯湯ユニット基板、ヒートポンプユニット基板 |
| H76 | 50,000〜104,000円 | 貯湯ユニット基板、リモコン |
| 750 | 78,000〜109,000円 | 貯湯ユニット基板、リモコン |
並べてみると、基板・温度センサー・弁・ファンといった部品の交換が中心だと分かります。10万円を超えやすいのは、圧縮機など冷媒系統の交換と、2012〜2016年頃に製造された機器のリモコン一式交換です。
三菱電機も症状別の概算を公表していて、構図は同じです。(出典:三菱電機『エコキュート 修理料金の目安』)
| 症状(三菱電機) | 概算(税込) |
|---|---|
| H-/E-/F-エラー表示 | 18,700〜68,200円 |
| C-エラー表示(電気部品の交換) | 18,700〜68,200円 |
| C-エラー表示(冷媒回路) | 55,000〜176,000円 |
| 冷媒回路の故障(ヒートポンプ内部) | 73,700〜188,100円 |
| 見積診断のみ | 6,490〜9,680円 |
電気部品の交換と冷媒回路の故障とでは、費用の上限で見ると3倍近く変わります。同じエラー表示でも、原因の場所しだいで見積もりが大きく動くと考えておくと安心かなと思います。
見落としがちなのが、呼ぶだけでかかる費用です。パナソニックは訪問後に修理をキャンセルしても、出張料4,950円(税込)がかかります。ダイキンも、修理しなかった場合に出張料と点検費がかかるとしています。
金額はあくまでメーカー公表の目安で、機種・設置状況・地域によって変わります。正確な金額は、販売店やメーカーの見積もりで確認してください。
10年超で見積もり10万円超なら交換見積もりも取る
使用10年以上で修理の見積もりが10万円を超えるなら、交換した方が結果的に安くつくかもしれないとダイキンは案内しています。10年を超えた機器は、修理を呼ぶ前に交換の見積もりを先に取る方が、結果的に早く片づくと私は考えています。(出典:ダイキン工業『エコキュートが故障した!? 交換、工事の見極めポイント』)
理由の1つ目は部品です。補修用性能部品の保有期間は、製造打ち切り後おおむね10年。数え始めは設置した日ではなく製造が終わった時点なので、設置から10年より早く部品が切れることもあります。
部品がなくなれば、直したくても直せません。そうなると、選べるのは交換だけです。
2つ目は業界団体の目安です。日本冷凍空調工業会は、10年を超えたら計画的な買い替えを検討するよう呼びかけています。買い替えを考える症状に「エラーコードが頻繁に出る」を挙げている点は、消えないエラーに悩む今の状況とまさに重なります。(出典:日本冷凍空調工業会『エコキュートの修理に必要な部品のメーカー保有期間をご存知ですか?』)
3つ目は、呼ぶだけでかかる費用です。10年を超えた機器で冷媒系統のエラーが出ると、10万円のラインを超える側に入りやすくなります。修理を先に呼んで結局交換になれば、出張料や診断料は払い損になりかねません。
| 使用年数 | 修理の見積もり | 考え方の目安 |
|---|---|---|
| 10年未満 | 10万円未満 | 修理が基本。保証期間内かも確認 |
| 10年未満 | 10万円超 | 保証の有無を確かめ、交換の見積もりと比べる |
| 10年以上 | 10万円未満 | 部品があれば修理も選べる。交換の見積もりも並行して取る |
| 10年以上 | 10万円超 | 交換の方が安くつく可能性(ダイキンの目安) |
ここで気をつけたいのが、点検を口実にした営業です。国民生活センターによると、給湯器の点検に関する相談は2022年度の561件から、2023年度は12月末までで1,099件に増えました。前年の同じ時期のおよそ3倍で、契約した人の7割以上が70歳以上です。(出典:国民生活センター『給湯器の点検にご注意ください』)
典型的なのは、突然の電話や訪問で点検を持ちかけ、「このままでは危ない」と不安をあおって高額な交換を迫る手口です。「今なら割引」と即決を急かしたり、自治体やガス会社の依頼を装ったりする例も報告されています。離れて暮らす親の家にエコキュートがあるなら、一度話しておくと安心ですよ。
エコキュートには、法律で義務づけられた点検はありません。所有者登録と点検通知の対象になる特定保守製品は、石油給湯機と石油ふろがまの2品目だけ。「法律で点検が必要」という勧誘には根拠がないので、その場では契約しないでください。
交換の見積もりは、自分から複数の会社に依頼して比べるのが基本です。実はわが家も、太陽光と蓄電池を1社の見積もりだけで即決しました。契約後に友人の話を聞いて、やっぱり相見積もりは必要だったと感じています。
訪問販売で契約してしまっても、契約書面などを受け取ってから8日以内ならクーリング・オフできる場合があります。困ったときは、消費者ホットライン「188」に相談してください。
修理費と設置年数から修理・交換を決める判断表は、次の記事で症状別に整理しています。
関連記事:エコキュートは修理と交換どっち?年数×修理費で決める判断表
エコキュートのエラーコードが消えない時のよくある質問
保証期間内なら、エラーの修理は無料になりますか?
保証期間内なら、保証書の規定に従って出張修理を受けられます。パナソニックの場合、本体・リモコンが1年、ヒートポンプの冷媒系統が3年、タンクが5年(水漏れに適用)です。三菱電機は本体が2年など、メーカーで年数が違います。保証書の提示が前提なので、お買い上げ日が分かる書類と一緒に用意して販売店に相談してください。
エコキュートの周りから水が出ているのは故障のサインですか?
出る場所とタイミングで判断が分かれます。沸き上げ中に貯湯ユニットの排水口から出る水は、温まって増えた分を逃がす膨張水で正常です。ヒートポンプから出る結露水や、霜取り運転の水も故障ではありません。一方、配管のつなぎ目や本体から漏れる場合は異常なので、給水の止水栓を閉めて販売店に連絡してください。
ヒートポンプだけを交換することはできますか?
ダイキンは、貯湯ユニットはそのままでヒートポンプユニットだけを替えられる交換用ヒートポンプユニットを出していて、工事は約3時間程度とされています。ただし使えるのは公式の対応一覧に載っている貯湯ユニットだけで、タンク側に異常がないかの事前確認も必要です。他のメーカーは単体の製品を出していないため、部品交換の修理か本体一式の交換になります。
エコキュートの修理費に補助金は使えますか?
国の給湯省エネ2026事業は高効率給湯器の設置や交換が対象で、修理や部品交換を補助する規定はありません。修理費は自己負担と考えておくのが無難です。交換に踏み切る場合は対象になりうるものの、対象製品などの条件があるので、最新の内容は事業の公式サイトで確認してください。
パナソニックのエラーコード一覧はどこで確認できますか?
取扱説明書の「リモコンにこんな表示が出たら」の欄と、メーカー公式サイトのよくある質問で確かめられます。ただ、一覧で意味が分かっても、H と F で始まる表示は利用者では対応できない区分です。コードの意味を調べ込むより、写真に残して販売店に伝える方が解決に近づきます。
エコキュートのエラーコードが消えない時の要点まとめ
リセットは1回だけ、消えなかったら販売店に電話、だね!
はい。10年を超えている機器なら、交換の見積もりも先に取っておくと安心みたいですよ。
エコキュートのエラーコードが消えないときは、正しいリセットを1回だけ試すのが出発点です。それでも消えない・再発するなら、部品の故障と考えて修理を頼むのが近道。要点を振り返っておきます。

- リセットは表示を消す操作で、原因を直す操作ではない。試すのは1回だけ
- 漏電遮断器が自動で切れていたときは入れ直さない。凍結のおそれがある時期の故障表示では切らない
- パナソニックのU表示・凍結・停電後・据付直後は消える側。季節と関係なく繰り返すなら部品の故障
- 販売店にはエラーコード・型番・発生状況の3つを伝える。OKモニターの履歴は異常のない状態が2週間続くと消える
- 修理費は4万〜6万円台が中心。10年以上で見積もり10万円超なら交換の見積もりを先に
- 突然の点検の電話や訪問では、その場で契約しない
ここで紹介した手順や金額は、各メーカーの公表情報をもとにした一般的な目安です。正確な情報は各メーカーの公式サイトや取扱説明書で確認し、最終的な判断は販売店やメーカー窓口などの専門家にご相談ください。
