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【2026年9月実測】太陽光7.92kWの発電量と電気代5,181円

2026年10月2日

雨の多い9月に太陽光7.92kWが発電623.8kWh、電気代5,181円だった実測

こんにちは。エネすけ運営者の「りょう」です。

わが家は2026年8月18日に、太陽光7.92kWと蓄電池7.7kWhを載せました。9月は、連系してから初めて丸1ヶ月の実測がそろった月です。

ただ、この月はとにかく雨の日が多かったんですよね。モニターを見るたびに、発電の少なさが気になっていました。

この記事では、奈良の一般家庭が出した9月の実測を、モニターの月計と電力会社の請求明細の両方で公開します。提案書のシミュレーションとの差や、雨の日の家電の回し方もまとめました。同じように数字で確かめたいあなたの判断材料になればうれしいです。

  • 7.92kW+蓄電池7.7kWhの家が雨の多い9月に出した発電量と電気代の実測
  • 晴れ・曇り・雨の日の発電量の差と、9月が多い月か少ない月か
  • 提案書シミュレーションとの差と、モニターと請求明細の数字の読み分け
  • 蓄電池で夜は足りたかと、天気が悪い日の乾燥機・食洗機の回し方

9月の発電量は623.8kWh、電気代は5,181円

わが家の2026年9月は、発電量623.8kWh、電力会社への支払いは5,181円でした。1日あたりの発電は前月より大きく落ちて、正直なところ期待外れでした。それでも請求明細を見ると、平日昼の買電はほぼ消えていたんです。

2026年9月の発電623.8kWh・消費471.5kWh・売電324.4kWh・買電171.6kWhと、請求5,181円を並べた月計の一覧

ただし、発電量と電気代は集計期間が違います。発電量はモニターの暦月(9月1〜30日)の値です。電気代は検針期間(8月27日〜9月28日)の請求額になります。この記事では、この違いを混ぜずに読んでいきます。

項目わが家の条件
地域関西(奈良)
屋根ガルバリウム鋼板・ほぼ真南向きの片流れ・パネル傾斜35°
太陽光シャープ製パネル18枚・7.92kW(2026年8月18日連系)
蓄電池7.7kWh(クリーンモード=夜間に電力会社から充電しない設定)
住まい・プラン新築オール電化・4人家族・関西電力 はぴeタイムR

発電量や電気代は、地域・屋根の向き・家族構成で大きく変わります。ここから先の数字は、すべてこの条件での「わが家の場合」として読んでください。

月計の内訳と自給率132%の計算

まずは、モニター(シャープ JH-RWL8)に表示された9月1〜30日の月計です。

項目2026年9月の月計(9/1〜9/30)
発電量623.8kWh
消費量471.5kWh
売電量324.4kWh
買電量171.6kWh
自家消費量299.4kWh
自給率(モニター表示)132%
1日平均の発電量約20.8kWh
月内の最大出力表示7.2kW

発電した電気の半分強を売り、残りを家で使った計算です。発電量は、売電と自家消費の合計とぴったり一致しました。消費量だけは、自家消費と買電の合計より0.5kWh多く表示されています。丸めや蓄電池の分とみられる小さな差で、気にするほどではなさそうです。

ここで誤解しやすいのが「自給率132%」です。モニターの自給率は「発電量÷消費量」で計算されるので、100%を超えることがあります。家の電気をすべて自前でまかなえた、という意味ではないんです。

同じ月計からは、意味の違う数字がいくつか作れます。

指標計算9月の値意味
モニター表示の自給率発電÷消費約132%使った量より多く発電した
使った電気のうち自前でまかなえた割合自家消費÷消費約63.5%残り約36.5%は電力会社から買った
自家消費率自家消費÷発電約48.0%残り約52%は売電に回った

暮らしの実感に近いのは、真ん中の約63.5%かなと思います。使った電気の6割強を太陽光と蓄電池でまかない、残りは買っていた計算です。前月(8月18〜31日の月計)はこの割合が約68.7%、自給率は182%でした。発電が減った分、どちらも下がった形です。

発電が消費を上回る月でも、夜や雨の日には電気を買っています。「自給率100%超え=電気代ゼロ」ではない点は、モニターを見始めたばかりの方ほど押さえておきたいところです。

期待外れの発電量、請求明細で評価が変わった

正直に言うと、月の途中までは少しがっかりしていました。前月は晴れた日に45kWh前後を発電していて、期待がかなり高かったんです。それが雨続きで、「思っていたよりも全然発電できなかったのかな?」と感じていました。

評価がひっくり返ったのは、10月1日に電力会社のマイページで9月分の請求を見たときです。請求額と使用量を見て、正直かなり感動しました。

請求月使用期間使用量請求額デイタイムリビングタイムナイトタイム
7月分(連系前)6/25〜7/26549kWh17,442円93kWh282kWh174kWh
8月分(8/18連系の部分月)7/27〜8/26464kWh13,423円77kWh205kWh182kWh
9月分(初の丸1ヶ月)8/27〜9/28146kWh5,181円1kWh34kWh111kWh

目を疑ったのはデイタイムの欄です。平日10〜17時の買電が、連系前の93kWhから1kWhまで減っていました。ほとんど雨だった月なのに、平日の昼はほぼ電気を買っていなかったことになります。

雨の日も、昼の発電と蓄電池の放電で、昼の消費をまかなえていたのだと思います。モニターの発電量だけ見ていたら、この手応えには気づけませんでした。

請求額は、7月分から12,261円下がりました。ただ、7月は冷房をよく使う時期で、国の電気料金支援の単価も違います。差額のすべてを太陽光の効果とは呼べないので、効果は別の物差しで確かめます。

雨の多い9月、太陽光の発電量は少なかった?

SUNVISTAモニターの9月25日から30日の発電量と消費量の日間履歴画面
筆者撮影:モニターの日間履歴(9月25〜30日分)

はい、少なかったです。1日平均は約20.8kWhで、前月(8月19〜31日)の約38.5kWhのほぼ半分でした。季節がら発電が落ちる時期に、平年の半分ほどしかない日照不足が重なった結果だと見ています。

9月の30日を晴れ寄り9日・中間11日・雨や厚い曇り10日に分けたときの発電量の割合を示す棒グラフ
エネすけ
エネすけ

雨ばっかりの月だったよね。やっぱり発電はガクッと落ちたの?

落ちましたね。でも、うちの場合は日によって差がすごく大きかったんですよ。

りょう
りょう
エネすけ
エネすけ

へえ、晴れた日と雨の日でそんなに違うんだ!

日別の記録を天気で分けてみたので、一緒に見ていきましょう。

りょう
りょう

晴れ・曇り・雨の日で発電量はどれくらい違う?

30日分の日別発電量を、発電の大きさで3つに分けてみました。天気の記録ではなく、モニターの数字から機械的に区切った目安です。

区分(発電量で分類)日数1日の発電量区分の合計(月に占める割合)1日の売電量自給率
晴れ寄り(30kWh以上)9日30.9〜37.3kWh300.7kWh(約48%)17.5〜24.8kWh145〜268%
中間(15〜30kWh未満)11日15.6〜28.1kWh233.9kWh(約37%)5.8〜16.0kWh110〜185%
雨・厚い曇り(15kWh未満)10日5.5〜12.1kWh89.2kWh(約14%)0.5〜2.9kWh48〜76%

月の3分の1にあたる10日が、雨や厚い曇りの日でした。その10日を合わせても、月の発電の約14%しかありません。発電の約半分は、晴れ寄りの9日で稼いでいたことになります。

天気の差がいちばんはっきり出るのは、晴れの日と本降りの日です。月内の最高は9月22日の37.3kWh、最低は雨の9月29日の5.5kWhでした。同じ屋根でも、天気ひとつでここまで変わります。

パナソニックの公式FAQでは、曇りの日の発電は晴天の1/3〜1/10、雨の日は1/5〜1/20が目安とされています。9月29日は晴れた日の約7分の1なので、ちょうど「雨の日」の範囲です。それでもゼロにはならないのは、少し心強いところですよね。(出典:パナソニック公式FAQ『曇りや雨の日でも発電しますか』)

前月と比べると、雨の日の落ち込みの深さが目立ちます。8月の曇りの日は24kWh前後で、晴天の半分ほどは出ていました。今月の雨の日はそれよりずっと低く、薄曇りと本降りでは別物だと実感しました。

売電と自給率にも、天気の差はそのまま出ます。雨・厚い曇りの日は売電がほぼゼロになり、自給率は48〜76%まで下がりました。自給率が100%を割ったのは、この10日だけです。

気象庁の奈良の観測値では、日照時間が1時間に満たない日が30日中14日ありました(10月1日時点の速報段階の値)。雨が多いと感じていたのは、気のせいではなかったようです。

9月は発電量が多い月?8月比で半減の理由

結論から言うと、9月は1年の中でちょうど真ん中くらいの月です。夏の多い月から、秋冬の少ない月へ下っていく途中にあたります。

気象庁の平年値(1991〜2020年)にある奈良の日射量と、わが家の提案書の月別推定発電量を並べてみました。(出典:気象庁『過去の気象データ検索 平年値(奈良)』)

月奈良の日射量(平年値・1日あたりMJ/m²)提案書の推定発電量
1月7.6462.00kWh
2月9.8520.50kWh
3月13.0773.98kWh
4月16.3865.47kWh
5月18.01,040.55kWh
6月16.0838.99kWh
7月16.7932.74kWh
8月18.0960.63kWh
9月13.9709.03kWh
10月11.4634.35kWh
11月8.8478.31kWh
12月7.2429.37kWh

どちらの列で見ても、9月は上から6〜7番目あたりです。平年並みの天気でも、真夏ほどは発電しないのが普通の月なんですね。

実は「9〜10月のほうが発電量が高い」という話をどこかで見て、9月に期待していました。ところが奈良の平年値では、10月の日射量は9月より低く、提案書の推定も10月のほうが少なめです。日射量で見る限り、この話はわが家の地域には当てはまりませんでした。

ただ、秋が不利というわけでもありません。パネルは温度が高いと発電性能が落ちるため、気温が下がる秋の晴れた日は、効率よく発電しやすい条件です。

晴れた日どうしで比べても、9月の最高37.3kWhは、8月の晴天日(44.7〜46.2kWh)の約8割でした。太陽が低くなり、日も短くなる時期なので、晴れても真夏の水準には届きません。

では、前月比でほぼ半減した理由は何か。平年でも9月の日射量は8月の約77%しかなく、そこに今年9月の日照不足(日射量が平年の約76%)が重なりました。0.77×0.76で約0.59となり、実測の約54%とおおむね合います。

季節の落ち込みと天気の外れが、掛け算で効いたというのが私の見立てです。水平面の日射量で見た粗い目安なので、ぴったり一致するものではありません。

この月は、年によるブレも大きいです。事業用の発電所の月次報告でも、秋雨前線で予測を1割強下回った年もあれば、日照に恵まれて1割上回った年もあるようです。今年の奈良は、はっきり外れ側の年でした。

提案書シミュレーション15,717円と実測の差は?

SUNVISTAモニターの電気料金換算画面で、9月の自家消費換算7,916円・売電換算7,567円・買電換算5,341円が表示されている
筆者撮影:モニターの電気料金換算(めやす・2026年9月)

金額の効果は、提案書の15,717円に対してモニター換算のめやす15,483円で約98.5%と、ほぼ予測どおりでした。発電量そのものは推定を約12%下回ったのに、金額ではほとんど差が出ていません。数字だけ見ると不思議ですよね。

提案書の月効果額15,717円に対し、9月のモニター換算めやすは15,483円で約98.5%だったことを示す2本の棒グラフ

発電量は推定709kWhの約0.88倍

提案書には、月別の推定発電量シートが付いていました。9月の推定は709.03kWhで、実測623.8kWhはその約0.88倍です。

ただ、今年9月の奈良は日射量が平年の約76%でした。実測÷推定を日射量の平年比で割り戻すと、0.88÷0.76で約1.15倍になります。天気が平年並みなら、推定を上回っていた可能性がある計算です。

前月も同じように割り戻すと、推定を上回る水準でした。2か月とも、天気を割り戻すと推定を1割ほど上回る水準と言えそうです。

思い当たる理由もあります。提案書の推定シートを見直したら、設置方位の欄に「西」と書かれていたんです。実際の屋根はほぼ真南で、メーカー公表の目安から計算すると、真南は西向きのおおむね1.18〜1.20倍になります。前提の記入と実物の食い違いと、割り戻した倍率の向きはそろっています。ご自宅の提案書の予測が妥当か気になったら、まず方位や傾斜などの前提欄を実物と見比べてみてください。これから見積もりを取る方は、太陽光と蓄電池の同時見積もりの取り方も参考にしてみてください。

とはいえ、これは水平面の日射量で、傾いたパネルの発電を割った粗い目安です。推定側と気象庁とでは、日射データの統計期間も違います。太陽の高さが変わる冬に同じ倍率になるとは限らないので、冬の実測で確かめるつもりです。

収支+2,226円と導入効果15,483円の違い

モニターには、電気の量を金額に換算した「めやす」も出ます。9月の換算値は、自家消費7,916円・売電7,567円・買電5,341円でした。ここから、性格の違う数字が2つ作れます。

指標計算9月の値(めやす)答えている問い
電気の収支売電−買電(7,567円−5,341円)+2,226円電気のお金の出入りはプラスか
導入効果売電+自家消費(7,567円+7,916円)15,483円太陽光が無かった場合と比べていくら違うか
提案書の月効果額17,217円−省エネ意識効果額1,500円15,717円提案時の見込み
めやす÷提案15,483円÷15,717円約98.5%見込みにどこまで届いたか

収支は家計の出入り、導入効果は「太陽光が無かったら」との差で、別の問いに答える数字です。提案書の効果額と比べる相手は、収支ではなく導入効果のほうになります。名前が似ていて混ぜやすいので、ここははっきり分けておきます。

提案書の月17,217円には、「省エネ意識効果額」1,500円が含まれていました。太陽光を入れると節電を意識するようになる、という想定を金額にした項目です。設備が生む効果ではないので、比べる相手はこれを除いた15,717円にしています。

金額だけ予測に近づいた理由も気になりますよね。提案書の金額側は、毎月720kWh発電して自家消費率は約21%という置き方でした。9月の実測は、自家消費率が約48%です。

単価の高い買電を減らす使い方の割合が想定より高く、それが差を縮める方向に効いたと見ています。モニターの換算単価の設定までは確認できていないので、要因の大きさまでは分けられません。

モニターの料金換算はメーカー機能のめやすで、請求額や入金額ではありません。1ヶ月分なので、年間の得を語れる数字でもない点にご注意ください。

モニターと請求明細で数字が違うのはなぜ?

電力会社マイページの2026年9月分の請求サマリ画面
筆者撮影:9月分の請求サマリ(電力会社マイページ)

集計期間・測っている機械・料金の中身が、すべて違うからです。モニターは暦月で集計した目安で、請求は検針期間ごとにスマートメーターで測った取引の値。期間をそろえて比べても、量そのものが一致しませんでした。

モニターの暦月と請求の検針期間という2つの集計期間のずれを示した対比図
エネすけ
エネすけ

モニターの買電と請求の使用量、ずいぶん数字が違うね。どっちが正しいの?

お金のやり取りに使われるのは、請求のほうみたいですよ。

りょう
りょう
エネすけ
エネすけ

じゃあ、モニターは見なくていいの?

発電や自家消費を見るには、すごく便利なんです。役割が違うので、整理してみましょう。

りょう
りょう
物差し集計期間9月の数字使える場面使えない場面
モニターの月計暦月(9/1〜9/30)発電623.8kWh・買電171.6kWhなど発電・自家消費の把握、天気との対応請求額との直接の引き算
モニターの料金換算暦月(9/1〜9/30)自家消費7,916円・売電7,567円・買電5,341円提案書の効果額との比較実際の請求額・入金額
電力会社の請求検針期間(8/27〜9/28)5,181円・146kWh実際に払った電気代、時間帯別の買電発電量・売電量
送配電会社の売電明細受給開始日(9/9)〜直後の検針日の前日未着(未確定)実際の売電収入―

期間をそろえて比べてみました。モニターの日別買電を、請求と同じ8月27日〜9月28日で合計すると約184.8kWhです。請求の146kWhより約39kWh、3割近く(約27%)多い数字でした。

つまり、期間を合わせても、モニターの買電は請求より多めに出ていたことになります。モニターの取扱説明書には、計量法の対象製品ではなく、表示値が電力量計や請求書と異なることがあると明記されています。差の内訳までは確認できていないので、蓄電池のロスなどと決めつけるのはやめておきます。

料金の中身も違います。モニターの買電5,341円は、設定した単価を掛けただけのめやすです。請求には、基本料金・燃料費調整・国の値引き・再エネ賦課金・割引が入ってきます。同じ「買電」でも、ここまで中身が違うと混乱しますよね。

試しに、公表されている単価から9月分の請求を組み立て直してみました。

項目計算金額
基本料金(10kW以下・定額)―2,409.40円
電力量料金デイタイム夏季1kWh×28.87円+ナイトタイム111kWh×15.37円+リビングタイム34kWh×22.80円2,510.14円
電化割引5%割引約▲246円
燃料費調整(国の支援適用後)▲0.70円×146kWh約▲102円
再エネ賦課金4.18円×146kWh約610円
合計約5,182円(実際の請求は5,181円)

端数の扱いで1円ずれますが、ほぼ再現できました。単価はいずれも9月分に適用された2026年10月31日までのもので、11月1日からは基本料金2,842.84円などに改定されます。電化割引は明細の行までは確認しておらず、オール電化の条件を満たす前提の試算です。

ここで見えてきたのは、基本料金が請求額の約46%を占めていることです。使用量をこれ以上減らしても、この部分は下がりません。請求そのものを0円にするのは、太陽光と蓄電池があっても難しそうです。

9月分の請求には、国の電気料金支援(8月使用分・1kWhあたり4.5円)も燃料費調整に織り込まれています。値引き額は146kWh分で657円、支援がなければ請求は約5,838円だった計算です。来月以降と比べるときは、値引きの有無もそろえて読む必要があります。(出典:資源エネルギー庁『電気・ガス料金支援』)

売電額はいつ確定?モニターのめやすとの違い

売電の確定額は、送配電会社から届く「受給電力量のお知らせ」で分かります。モニターの売電7,567円は、あくまでめやすです。10月1日時点では、まだ買取側の明細は届いていません。

意外だったのは、電気を買う会社と、売った電気を買い取る会社が別だったことです。請求は関西電力、売電の買い取りは関西電力送配電で、お金の流れも別ルートになります。

売電が始まる日にも注意が必要でした。連系は8月18日でしたが、「電力受給契約内容のお知らせ」に書かれた受給開始日は9月9日です。受給を始めた月の料金は、受給開始日から直後の検針日の前日までで計算されます。

モニター上の期間売電量受給開始日(9/9)との関係
9/1〜9/877.9kWh受給開始日より前
9/9〜9/30246.5kWh受給開始日以降

受給開始日より前に流れた分が買取額に入るかは、明細を見るまで確定扱いにしません。モニターの売電換算は1kWhあたり約23.3円で、2026年度のFIT単価(1〜4年目24円/kWh)とも一致しません。換算の単価設定も確認できていないので、確定額がめやすより小さく出る可能性があります。(出典:資源エネルギー庁『買取価格・期間等(2026年度以降)』)

確定額は、初回は検針後に届くハガキ、2回目以降は「うちの発電量(うち電)」というWebサービスで確認する流れです。支払期日は、関西電力送配電の要綱では検針日の翌日から数えて30日目とされています。受給開始から最初の検針日までが短いと、初回の入金が1か月ずれることもあるようです。

とはいえ売電のめやすは請求額を上回っていて、気持ちとしては「電気代がかからないどころか、お金をもらえている」状態です。ただ、請求と売電のめやすは期間も確かさも違うので、差し引きは「概算でプラス」とだけ言っておきます。確定額が届いたら、数字を置き換えて報告する予定です。

検針期間と暦月のずれを含めた請求明細の読み方と、導入前の7月分と比べた請求額の変化は、こちらの記事で明細3か月を並べて整理しています。
関連記事:太陽光+蓄電池の導入後、電気代の請求はいくら?明細3か月で比較

蓄電池7.7kWhで夜は足りた?雨の日の家電運用

昼はほぼ足りましたが、夜は足りない日がありました。請求上、平日昼の買電は1kWhまで減った一方、夜の安い時間帯に1晩あたり約3.4kWhを買っています。雨の日は昼に満充電にならず、夜に残量が尽きやすい、という形です。

電気の時間帯別単価がナイトタイム15.37円、リビングタイム22.80円、デイタイム夏季28.87円であることを示した表
エネすけ
エネすけ

蓄電池があるなら、夜も電気を買わなくていいんじゃないの?

私もそう思っていました。でも、うちの場合はそうはいかない夜があったんです。

りょう
りょう

昼の買電は1kWh、夜は1晩約3.4kWh

請求の時間帯別では、買電146kWhのうち約76%(111kWh)がナイトタイム(毎日23時〜翌7時)でした。約23%(34kWh)がリビングタイムで、平日10〜17時のデイタイムは1kWhだけです。雨の多い月でも、平日の昼はほぼ太陽光と蓄電池でまかなえていました。

はぴeタイムRでは、土日祝の7〜23時はリビングタイム扱いです。休日の昼に買った電気は、デイタイムではなくこちらに計上されます。残る買電の中心は、単価のいちばん安いナイトタイムでした。

夜の分を割ってみると、ナイトタイム111kWh÷33日(8月27日〜9月28日)で、1晩あたり約3.4kWhです。この中には、夜に動くエコキュートなどの分も含まれうるので、全部が蓄電池の不足分とは限りません。内訳までは確認できていません。

わが家の蓄電池は「クリーンモード(夜間充電なし)」で、昼の余った電気だけで充電し、残量20%で放電を止める設定です。前月の記録では、晴れた日は夜11時でも残量が約70%ありました。曇りの日は満充電に届かず、夜10時には残量が約20%まで下がっていました。

晴れた日の翌晩は余裕があり、雨の日の夜は足りなくなる。天気しだいで夜の自給が途切れる、というのが実感に近いです。なお、蓄電池の動き自体には、前月と比べて目立った変化はありませんでした。

モニターの日別買電も、1日2.7〜10.2kWhと幅がありました。いちばん多かったのは、雨が続いた9月8日の10.2kWhです。日割りで前月と比べると、売電は半分以下に減ったのに、買電はほとんど減っていません。

期間1日あたりの売電1日あたりの買電
8月19〜31日(13日分)約24.2kWh約6.3kWh
9月(30日分)約10.8kWh約5.7kWh

買電の多くは夜の分なので、晴れても雨でも夜の分は残ります。期間の長さが違う月計どうしを並べると読み違えるので、比べるときは日割りがおすすめです。

雨の日は乾燥機・食洗機を夜間に回す

雨の多い月に変えたのが、乾燥機と食洗機を回す時間です。前月は晴れた昼に回して、「どうせ0円だし」と気軽に使っていました。今月は天気が悪いと、昼でも太陽光でまかないきれない日がありました。そこで翌日の天気を見て、夜の安い時間帯に回すようにしています。

判断の材料にしたのは、はぴeタイムRの時間帯ごとの単価の差です。

時間帯時間単価ナイトタイムとの差
ナイトタイム毎日23時〜翌7時15.37円/kWh―
リビングタイム平日7〜10時・17〜23時、土日祝7〜23時22.80円/kWh7.43円
デイタイム(夏季)平日10〜17時28.87円/kWh13.50円
デイタイム(その他季)平日10〜17時26.24円/kWh10.87円

単価は燃料費調整と再エネ賦課金を除いた、2026年7月末〜8月上旬時点の公式ページの掲載値(9月分に適用された単価)です。2026年11月1日からはナイトタイム16.00円・リビングタイム23.52円・デイタイム夏季29.59円・その他季26.96円に改定され、ナイトタイムとの差は7.52円・13.59円・10.96円になります。

雨の昼に電気を買って回すと、夜に回すより1kWhあたり約7.4〜13.5円(11月1日の改定後は約7.5〜13.6円)高くつきます。ヒーター式の衣類乾燥機は消費電力が約1.2kWで、運転1時間でおおむね1.2kWh前後を使う計算です。

一方で、雨の日は発電そのものが細ります。本降りに近い日は、最大出力が1.8〜2.8kW程度にとどまっていました。エアコンなどと重なると発電を超え、買電や蓄電池の放電に回りやすいんです。

逆に晴れた昼に回せば、太陽光の電気を家で使えます。その分の売電(FIT 1〜4年目は24円/kWh)を手放す形にはなりますが、天気の良い日の家事は今も昼に寄せています。日中に乾燥機や食洗機を使っても、ほとんどが太陽光でまかなえている感覚です。

雨の日は夜、晴れの日は昼。天気予報をひとつ見るだけの小さな工夫ですが、モニターを眺める習慣がついたからこそ続いているのかなと思います。単価や時間帯は契約プランによって違うので、ご自宅の契約内容で確かめてみてください。

1ヶ月の実測で言えること・言えないこと

言えるのは「雨の多い月でも昼の買電はほぼ消え、効果額は提案書に近かった」までです。年間でいくら得になるか、元が取れるかは、1ヶ月分の実測ではまだ言えません。

言えること(2026年9月の実測)まだ言えないこと
日照の少ない月でも、発電は623.8kWh(推定の約0.88倍)年間の発電量(月ごとに大きく変わる)
平日昼の買電は、請求上1kWhまで減った冬に昼の買電がどこまで減るか
導入効果(めやす)15,483円は、提案書15,717円の約98.5%年間や20年でいくら得か、元が取れるか
電気の収支(めやす)は+2,226円売電の確定額(買取側の明細が未着)

モニターの数字が良いと、つい年間に掛け算したくなりますよね。ただ、奈良の平年値では、日射量の多い月と少ない月で約2.5倍の差があります。1ヶ月の数字を12倍して年間を語ると大きく外れるので、この記事でも年間の得には触れていません。年間でどれくらい発電するのかの一般的な見方は、太陽光の発電量の目安にまとめています。

家計全体で見ると、太陽光のローン返済(月14,963円・20年)が、電気代とは別に毎月出ていきます。電気の収支がプラスでも、設備の元が取れたことにはなりません。導入した側として、ここは正直に書いておきたいところです。

これから迎える冬は、日射量がいちばん少ない季節です。割り戻した倍率が冬も続くのか、夜の不足がどこまで増えるのか。毎月同じ形で記録して、数字がそろうたびに更新していきます。

この記事の数字は、関西・奈良、南向きの片流れ屋根、4人家族というわが家の条件での実測で、あくまで一つの目安です。料金単価や制度は変わることがあるので、正確な情報は電力会社や送配電会社の公式サイトでご確認ください。

導入や契約の最終的な判断は、複数社の見積もりを比べたうえで、専門家にも相談しながら進めるのがおすすめです。私は相見積もりを取らずに1社で決めたので、なおさらそう感じています。

太陽光の9月の発電量・実測についてよくある質問

7〜8kWの太陽光だと、9月はどれくらい発電しますか?

条件と天気しだいで大きく変わります。わが家(奈良・ほぼ真南・7.92kW)は、日照の少なかった2026年9月で623.8kWh、提案書の推定は709kWhでした。南西向き・7.14kWの個人ブログの実測では、9月が768〜1,044kWhと、年によって約1.36倍ぶれています。地域や向き、年が違うので単純な比較はできませんが、同じ7kW台でも600kWh台から1,000kWh台まで開く、という幅の目安にはなると思います。

シミュレーションより発電量が少ないと、業者に補償を求められますか?

一般的には難しいとされています。シミュレーションには「発電量を保証するものではない」という但し書きがあるのが通例で、わが家の提案書にも同じ趣旨の記載がありました。下回ったことだけで直ちに契約不適合になるとは言えない、という整理が法律の専門メディアで示されています。メーカーの出力保証も、パネルの出力が規定値を下回った場合が対象です。まずは1ヶ月ではなく季節をまたいだ実測で見て、施工の不具合や説明の問題が疑われるときは、契約書・保証書を確認したうえで消費生活の相談窓口や弁護士などの専門家に相談してください。

蓄電池の運転モードで、売電や買電は変わりますか?

変わります。シャープの蓄電池なら、夜間に電力会社から充電する「経済性モード」は昼の余りを系統に流すので売電が多めになります。昼の余りでまず充電する「クリーンモード(夜間充電なし)」は、売電が最も少なくなります。わが家はこのモードなので、夜の買電は、蓄電池が放電を止める残量(わが家は20%)まで下がった後の分や、夜に動くエコキュートなどの分として残ります。どちらが得かは、契約プランの昼夜の単価差や充放電のロス、暮らし方で変わるので、設定と契約をセットで確認するのがおすすめです。

太陽光の発電量はどこで確認できますか?

パワーコンディショナ本体やリモコン、わが家のような電力モニター、メーカーのクラウドHEMS(スマホで見られるサービス)で確認できます。送配電会社から届く売電の明細で分かるのは売電量だけで、発電量そのものは載りません。モニターやアプリの数値はある程度の誤差を含むめやすなので、お金の話は請求書や売電の明細で確かめるのが安心です。

10月以降の電気代はどうなりそうですか?

まだ分かりません。次の10月分の請求(9月使用分)は国の支援が1kWhあたり3.5円に下がり、10月使用分以降の支援は2026年10月1日時点で発表されていません。さらに関西電力は、2026年11月1日からの料金見直しを公表しています。はぴeタイムRのモデル(610kWh・電化割引適用)では、燃料費調整と再エネ賦課金を除いて月809円の値上がりです。奈良の平年値では10月の日射量も9月より少ないので、来月は値引きの有無もそろえて比べるつもりです。最新の料金は関西電力の公式サイトでご確認ください。

太陽光9月の実測まとめ:雨で発電減でも効果は予測並み

9月の発電量、請求額、自給率、提案書との差という4つの要点をまとめた締めの図
エネすけ
エネすけ

雨の月でも、思ったよりがんばってたんだね!

発電は減りましたけど、請求を見て見直しました。来月も一緒に確かめていきましょう。

りょう
りょう

2026年9月、わが家(奈良・7.92kW+蓄電池7.7kWh)の実測をふり返ります。

  • 発電量は623.8kWhで、日平均は前月のほぼ半分。季節の落ち込みと日照不足が重なった
  • 電力会社の9月分請求は5,181円・146kWh。平日昼の買電は1kWhまで減った
  • モニターの自給率132%は発電÷消費。使った電気のうち自前でまかなえたのは約63.5%
  • 発電量は提案書の推定の約0.88倍でも、導入効果15,483円は提案の15,717円の約98.5%
  • モニターと請求は期間も計測器も違うので混ぜない。売電額は明細が届くまでめやす
  • 雨の日は翌日の天気を見て、乾燥機・食洗機を夜の安い時間帯に回した
  • 1ヶ月では年間の得も元が取れるかも言えない。毎月同じ形で記録を続ける

数字はわが家の条件での実測で、あくまで目安です。ご自宅で検討するときは、提案書の前提欄と請求明細をご自身の目で確かめてみてください。正確な料金や制度は各社の公式サイトで確認し、導入の最終判断は専門家にもご相談ください。

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りょう / エネすけ運営者

関西の新築一軒家(オール電化)で、妻と子ども2人と暮らす一般の施主です。2026年8月に太陽光7.92kW+蓄電池7.7kWhを設置しました。導入前24ヶ月分の電気代実測をもとに、「太陽光は本当に元が取れるのか」を導入前後の比較で検証していきます。

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