こんにちは。エネすけ運営者の「りょう」です。
太陽光を載せていると、大きな停電のニュースを見るたびに「うちは大丈夫なはず」と思いますよね。ただ、実際に何が使えて何が使えないのかを調べ始めると、メーカーのページごとに書いてあることが少しずつ違って、よく分からないまま画面を閉じてしまう。私も自宅への導入を決めるとき、まさにその状態でした。
先に結論を言うと、蓄電池なしの太陽光で使えるのは晴れた日中に、専用コンセント1か所から、100V・1500Wまでです。この記事では、その条件の中身と、条件を満たしていても止まってしまう落とし穴、そして蓄電池を足すと何が変わるのかまでを、公的な調査や実験のデータをたどりながら整理します。
- 蓄電池なしの太陽光が停電時に使える4つの条件と、使えなくなる境界
- 夜・雨・雪で発電が止まる時間が、1日にどれくらいあるのか
- 条件がそろっていても使えなかった実例と、その原因の内訳
- オール電化のわが家が蓄電池を契約した理由と、何日もつのかの目安
蓄電池なしでしのげるのは晴れた日中だけ

結論から言うと、蓄電池なしの太陽光で停電中に使えるのは日射があるあいだだけ・パワコンに直結した専用コンセント1か所から・100Vで最大1500Wまでです。日が沈めば出力はゼロになりますし、家じゅうのコンセントが復活するわけでもありません。
意外に思われるのが、停電すると太陽光は自動的に止まるという点です。発電していても家に電気は流れません。これは故障ではなく「単独運転防止」という安全機能で、停電中の電線に電気が流れ出すと復旧作業をしている方が感電してしまうため、パワーコンディショナ(パワコン)に義務として組み込まれています。
つまり「太陽光があるから停電しても平気」ではなく、自立運転モードへ切り替えるという能動的な操作が要ります(機種と設定によっては自動切替)。この一手間があることを知らないまま停電を迎える人が、実際には少なくありません。
| 観点 | 蓄電池なしの太陽光 |
|---|---|
| 使える時間帯 | 日射のある日中のみ |
| 電気の取り出し口 | 自立運転コンセント1か所 |
| 出力の上限 | AC100V・最大1500W(15A) |
| 200V機器 | 動かせない |
| 同時に使える台数 | 実質1〜2台 |
| 天候の影響 | 直撃する(雨天は小容量機器のみ) |
え、太陽光があっても停電したら勝手に止まっちゃうの?発電してるのにもったいないね
私も最初は同じことを思いました。でも復旧作業をする人の安全のために、いったん切り離す決まりなんですよ
じゃあ切り替えれば使えるんだね。どこまで使えるのか気になるなあ
そこが条件しだいで、ひとつでも欠けると使えないんです。順番に見ていきましょう
蓄電池なしの太陽光は「非常用電源」ではなく「日中限定の予備コンセント」と考えると、期待値を間違えずに済みます。
停電時に電気を取り出せる4条件
停電中に電気を取り出すには、「自立運転機能」「自立運転コンセント」「日射」「容量内の機器」の4つがすべてそろっている必要があります。どれかひとつでも欠けると、ほかが完璧でも電気は出てきません。

| 条件 | 内容 | 欠けたときに起きること |
|---|---|---|
| パワコンに自立運転機能がある | 機種によっては非搭載 | 自立運転そのものができない |
| 自立運転コンセントがある | 導入時のオプション扱いだった時期がある | 電気の取り出し口が存在しない |
| 日射がある | 一定以上の日射量が必要 | 夜間・悪天候では出力が出ない |
| 使う機器が容量内 | AC100V・最大1500W・15A以下 | 保護機能が働き出力が止まる |
この4つのうち、前の2つは今日この場で確かめられるものです。後の2つは、当日の空模様とつなぐ家電しだいで決まります。まずは自分の家がどちら側にいるのかを知るところからかなと思います。
自立運転機能とコンセントの有無
まず、パワコンに自立運転機能そのものが付いていない機種があります。三菱電機は非搭載の機種として PV-PS18GA・PV-PS18G・PV-PS02E を公式に挙げています。設置から年数が経っている家ほど、ここを先に確かめておきたいところです。
次にコンセントです。自立運転で取り出せる電気の出口は、パワコンに直結した専用の自立運転コンセントだけ。壁にある普通のコンセントは分電盤を経由しているので、停電中は死んだままになります。
現行のほとんどの製品はこのコンセントを設置できますが、導入時にオプションを注文していないと付いていないことがあります。屋内パワコンならおおむね本体の右側、別置きならパワコンのすぐ下や廊下の足元など、位置は設置環境でばらばらです。
屋外にパワコンがある場合は、屋内に非常用コンセントを新設するのが一般的です。ただし新設された場所と、停電時に電気を使いたい場所が離れていることが多いんですよね。実際の調査でも、切り替えはできたのにコンセントの場所が分からず使えなかった例が報告されています。
わが家はパワコンが屋外の壁面に付いたので、まさにこのケースにあたります。引き渡しのときに「停電時は自動で自立運転に切り替わる」と説明を受け、その場でブレーカーを落として切り替わるところを実演してもらいました。ただしこれは蓄電池をセットで導入した場合の動きです。この記事の主題である蓄電池なしの太陽光では、自分で自立運転に切り替えて専用コンセントから取り出す操作が必要になります。
関連記事:自立運転コンセントの場所はどこ?見つけ方と無い時の対処
日射50W以上・100V・1500W以内
3つめの条件が日射です。三菱電機は自立運転に一定以上(電力出力の目安50W以上)の日射量が必要と明記しています。朝夕・夜間・曇天・雨天では電力を使用できない、または使えても不安定になります。
4つめが機器の容量です。自立運転コンセントの出力はAC100V・最大1500W(15A以下)で、京セラやCSIソーラー、三菱電機など各社で共通しています。家庭用コンセント1口ぶんの枠が、そのまま停電中の家の電力すべて、というイメージですね。
この上限は、超えると配線が過熱して火災の危険があること、太陽光の出力が天候で大きく変動するため制限をかけて安定供給を確保することが理由とされています。安全のための枠なので、超えれば保護機能が働いて止まります。
そして枠は定格の消費電力だけで埋めきってはいけません。モーターを使う製品は動き出す瞬間に定格の3〜5倍程度の電流が流れる傾向があり、ぎりぎりまでつなぐと起動した瞬間に落ちます。余白を残しておくのがコツかなと思います。
| 分類 | 具体例 | 理由 |
|---|---|---|
| 大容量機器 | エアコン、オーブンレンジ | 1500Wを超える・起動しない |
| 突入電流が大きい機器 | 掃除機、洗濯機、冷蔵庫、大型テレビ | 起動時の電流で保護が働く |
| 瞬間的な停電に弱い機器 | デスクトップパソコンなど | 出力低下時にデータ破損の恐れ |
| 生命に関わる機器 | 医療機器など | 三菱電機は接続厳禁と明記 |
自立運転コンセントにはアースがない場合があり、アースを必要とする機器の接続も避けるべきとされています。
夜と雨と雪で発電量は大きく落ちる
太陽が出ている時間は、思っているより短いです。気象庁の平年値(統計期間1991〜2020年)による東京の年間日照時間は1926.7時間で、365日で割ると1日平均およそ5.3時間、24時間のうち約22%にしかなりません。(出典:気象庁『東京 平年値(年・月ごとの値)』)

ただし日照時間は「直達日射量が0.12kW/㎡以上あった時間」という気象庁の定義なので、残りの約8割がまるごと発電ゼロという意味ではありません。曇りでも散乱光でいくらかは発電します。それでも次に見るとおり晴天の1/3〜1/10まで落ちますし、夜間は文字どおりゼロです。停電が夜に始まればその日は朝を待つしかありません。ここが「停電対策としては半分しか機能しない」と私が思う一番の理由です。
1日5時間ちょっとしか働けないの?ぼくより休みが多いね
しかもその時間が晴れている前提なんですよね。雨や雪だとどうなるのか、私も気になって調べました
日照5.3時間・雨は晴天の5〜20%
月別に見ると、東京で日照時間がいちばん短いのは梅雨の6月で124.2時間です。1月の192.6時間の約64%しかなく、「冬がいちばん短い」という直感と実測は必ずしも一致しません。ただし冬は日射の強さと昼の長さがともに小さいので、発電量そのものは少なくなります。
天気が崩れたときの落ち込みも大きいです。パナソニックの公式FAQは、晴天時を基準にした発電量の目安をこう示しています。
| 天候 | 晴天時に対する発電量の目安 |
|---|---|
| 曇り | 1/3〜1/10(約10〜33%) |
| 雨 | 1/5〜1/20(約5〜20%) |
仮に晴天のピークで1500W出ている設備なら、雨で1/20まで落ちれば数十W級です。屋根に載っている枚数が多ければ雨でも数百W級が残ることはありますが、いずれにせよ使える家電の種類はぐっと絞られ、小容量の機器に限られると考えたほうがいいですね。
環境省のパンフレットも、雨天・曇天時には小容量の電気機器にしか使えないとしています。パネルに急に影がかかるだけでも出力は下がりますし、曇天の発電状況は晴天時よりはるかに不安定だという指摘もあります。
雪も見落とせません。パネルの表面に雪が積もったり、霜や氷が付いたりすると、光がパネルに届かず発電量は大幅に低下します。一部に雪が残るだけでも回路全体に影響する「ホットスポット現象」を起こし、発電効率が大きく落ちることがあります。
やっかいなのは、大雪や着雪による断線が停電の原因になったときです。停電している時間帯と、パネルに雪が載っている時間帯が重なりやすい。いちばん電気がほしい日に、いちばん発電しないという状況が起こりえます。
傾斜角を付ける、架台を高くするといった雪を落としやすくする工夫はありますが、降雪中や積雪中は発電が止まる前提で考えておくのが安全です。年間の発電量が減るかどうかと、停電の当日に使えるかどうかは、別の話として切り分けたいところです。
関連記事:停電の夜に太陽光は使える?蓄電池なしで夜をしのぐ昼の備え
4条件を満たしても止まる落とし穴
設備がそろっていても使えないことがあります。実際の大規模停電を調べた結果を見ると、使えなかった原因の大半は設備の制約ではなく、事前の準備不足でした。ここは費用をかけずに潰せる部分です。
そしてもうひとつ、災害による停電では「使う前に設備が無事かを確かめる」段階が入ります。経済産業省は、破損・浸水した太陽電池発電設備による感電事故の防止について注意喚起を出しています。(出典:経済産業省『破損・浸水した太陽電池発電設備による感電事故防止について(注意喚起)』)
被災した設備には近づかない
破損・浸水した太陽光パネルは、正常な機能を失っていても光が当たることで発電する可能性があり、触れたり近づいたりすると感電するおそれがあります。鉛・セレン・カドミウムなどの有害物質が漏れ出す可能性もあるため、むやみに触らず販売施工業者へ連絡してください。10kW以上の設備は事故報告制度の対象で、感電・電気火災・パネルの飛散や架台の損壊といった報告対象の事故に当たる場合は、事故を知ってから24時間以内に最寄りの産業保安監督部へ速報を出す必要があります。
設備の経年も落とし穴になります。京セラの解説では、パワコンの製品寿命は10〜15年程度、法定耐用年数は17年とされています。異音がする、エラーコードが頻繁に出る、発電量が落ちるといったサインが交換時期の目安です。
交換にかかる費用の目安も見ておきたいところです。同じ京セラの解説では、住宅用のパワコンの交換費用が38.4万円程度、定期点検の費用が約3.8万円程度で、点検の頻度は3〜5年ごとが一般的とされています。
つまり停電に備えるつもりで調べていたら、実は設備の更新時期のほうが先に来ていた、ということもありえます。設置から10年以上経っている家なら、蓄電池の検討とパワコンの更新は同じ時期に重なると考えておくと、資金の計画が立てやすいかなと思います。
劣化の原因には、内部の電子部品の経年劣化のほかに落雷による回路の破壊も挙げられています。つまり停電を起こすような落雷や台風は、同時にパワコンを壊しうる事象でもあるということですね。
使えなかった7割は準備不足だった
太陽光発電協会(JPEA)が2018年の北海道胆振東部地震による大規模停電を受けて行った実態調査では、蓄電機能なしのシステム428件のうち364件が自立運転を利用しており、利用率は85.0%でした。8割を超えたと聞くと、まずまずの数字に見えます。(出典:太陽光発電協会(JPEA)『災害時における太陽光発電の自立運転についての実態調査結果』)
問題は、使えなかった64件の中身です。
| 使えなかった理由 | 件数 |
|---|---|
| 運転方法が判らなかった | 33件 |
| 自立運転機能があることを知らなかった | 13件 |
| その他(コンセント未設置・場所が不明など) | 18件 |
64件のうち46件、およそ7割が「知らなかった・操作方法が分からなかった」という準備の問題でした。「その他」の中にも、コンセントの場所が判らなかった、自動切替だと誤認していたといった実例が並びます。設備があっても、確かめていなければ動かせないわけです。
環境省のパンフレットには、2006年8月に首都圏を襲った突然の停電のとき、ある設置者が取った行動の報告が載っています。ブレーカを確認し、主電源を落とし、太陽光のブレーカも落として自立運転に切り替えるところまで、手順としては教科書どおりです。
それでもこの方が使えたのは携帯電話の充電だけでした。振り返って「テレビや冷蔵庫へつなぐこともできたのでは」「長い延長コードを準備していれば良かった」と悔やんでいます。延長コード1本の有無が、使える範囲を決めてしまったという話です。
同じ冷蔵庫が1.6kWで動かない
自立運転の電気は不安定なので、定格が1500W以内でも動くとは限りません。環境省のパンフレットに載っている、設置者有志による接続実験の結果を見ると、そのばらつきがよく分かります。(出典:環境省『太陽光発電の賢い使い方 −停電・災害時の自立運転コンセントの活用−』)
| 機器 | 接続時の太陽光発電出力 | 結果 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫(H社 435L) | 1.0kW | 稼動 |
| 冷蔵庫(H社 435L) | 1.6kW | 不稼動 |
| 冷蔵庫(F社 350L) | 1.5〜1.9kW | 不安定 |
| 電子レンジ(S社) | 1.0kW | 不稼動 |
| 電子レンジ(N社) | 1.5kW | 稼動 |
| 炊飯器(Z社) | 1.0kW | 不安定(炊飯すると不稼動) |
注目したいのは1行目と2行目です。同じ435Lの冷蔵庫が、発電出力1.0kWでは動き、1.6kWでは動かなかった。発電が大きいほど確実に動く、という単純な話ではないんですね。
その場の日射の変動と、起動のタイミングに左右されるからです。冷蔵庫の消費電力そのものは平均40〜80W級で、1500Wの枠には余裕で収まります。それでも動かないことがある、というのが実運用の難しさです。
ネックはコンプレッサーが動き出す瞬間の突入電流と、雲で出力が落ちて自立運転が止まるたびに起動が繰り返されることにあります。カタログの消費電力だけを見て「これなら入る」と考えると、当日に肩透かしを食らうかもしれません。
同じ実験から環境省がまとめている結論は、接続時の発電出力が1.5kWを超えると、より多くの種類の家庭用電気機器を安定して使えるというものです。裏を返せば、朝夕や薄曇りの時間帯は動くかどうかがその場任せになります。
実験を行った設置者の感想としてまとめられているのが「何よりも日ごろからの準備・練習が必要」でした。ぶっつけ本番だと、たぶん私も同じところでつまずくだろうなと思います。
オール電化のわが家なら1500Wで回らない
わが家はオール電化なので、正直に言うと蓄電池なしの1500Wでは生活が回りません。調理も給湯も200Vの設備が担っていて、自立運転の100Vでは原理的に動かせないからです。

| 設備 | 電圧 | 自立運転(100V・1500W)で動くか |
|---|---|---|
| IHクッキングヒーター | 200V | 動かない(電圧が合わない) |
| エコキュート(沸き上げ) | 200V | 動かない |
| 200Vエアコン | 200V | 動かない |
| 電子レンジ | 100V | 機種により動く・動かない |
| 電気ケトル・電気ポット | 100V | 1500W以内なら動く可能性 |
| 炊飯器 | 100V | 保温は可でも炊飯で落ちる例あり |
えっ、IHもエコキュートも動かないの?じゃあごはんもお風呂も無理ってこと?
そこがオール電化のつらいところなんですよね。うちも同じ組み合わせなので、電気以外の手を用意しておくしかないなと思っています
オール電化住宅は調理・給湯・暖房がすべて電気に依存している分、停電の影響範囲がガス併用の家より広くなります。ただしガス併用の家でも、100V電源で制御する給湯器は停電中に止まりますし、コンロも電源不要か乾電池式のものに限られます。それでも火だけは残せる分だけ有利ですが、うちにはその逃げ道自体がありません。
使用量の面でも差は歴然です。わが家は4人家族で、直近の検針は1か月549kWhでした。世帯人数別の目安では4人以上でおおむね1日14kWh前後とされていて、これは自立運転で賄える量とは桁が違います。
自立運転の上限1500Wを、日射のある5時間フルに使い切ったとしても計算上は7.5kWhです。実際には天候の変動とコンセント1か所という制約があるので、平常時の使い方には遠く及ばないと考えておくのが現実的です。
IHは動かずお湯はタンク頼み
IHが使えない前提だと、調理はカセットコンロとガスボンベが主役になります。これがあれば普段どおりに温かい食事を作ったり、お湯を沸かしたりできます。オール電化の家こそ、数千円のこの備えが効くというのは少し皮肉ですよね。
お湯はエコキュートのタンク頼みです。パナソニックの公式FAQによれば、タンクにお湯が残っていれば蛇口からの給湯ができます。ただし湯温の調節ができないので、手元で温度を確かめて使うようにと注記されています。
沸き上げも追い焚きも電気が要るので停止します。停電時にお湯が出る機種と出ない機種があるため、取扱説明書かメーカーへの確認は平常時のうちに済ませておきたいところです。
断水した場合は、通常の給湯はできませんが、貯湯タンク下部の非常用取水栓からバケツやホースで取り出せます。わが家のエコキュート(パナソニック HE-S37LQ)も、貯湯ユニットの銘板に「非常時は生活用水として使えます」というラベルが貼られていました。
手順の例は次の3ステップです。取り出し方そのものは、貯湯ユニットの下部にも記載されています。
- 給水配管用の止水栓を閉める
- 逃し弁操作カバーを開け、逃し弁レバーを手前に引く
- バケツやホースを非常用取水栓に設置し、バルブをひねる
注意点もはっきりしています。飲用は避けて生活用水として使うこと、使う場合は加熱が必要とされていることの2点です。
そしてやけどです。パナソニックは、タンク内のお湯を出す場合は温度が高温になっている可能性があるとしてやけどに十分注意するよう明記しています。非常用取水栓の場所や操作方法は機種ごとに違うので、取扱説明書での確認が前提になります。
| タンク容量 | 想定家族人数 | 使えるお湯の量の目安(42℃で水と混ぜた場合) |
|---|---|---|
| 370L | 2〜3人 | 約680L |
| 460L | 4人 | 約840L |
| 550〜560L | 5〜6人 | 約1000L |
ここで気をつけたいのは、表の「使えるお湯の量」は水道水と混ぜて42℃にしたときの換算値だという点です。断水して混ぜる水がなければ、非常用取水栓から取り出せるのはタンク容量ぶん(370Lなら最大370L)まで、しかも停電した時点で残っていた量までにとどまります。それでも停電中のエコキュートは、お湯を沸かす機械ではなく水のタンクだと考えると、備えの見方が変わるかなと思います。
夜も家中も動かすために蓄電池を契約した
私は太陽光7.92kW(シャープ製パネル18枚)と蓄電池7.7kWhを265万円・20年ローンで契約し、2026年8月18日に設置しました。蓄電池を選んだ理由は節約というより、夜を越すためです。

決め手になったのは収支の試算が毎月の支払額を上回っていたことですが、地震などで電気が止まったときに最低限の電気を確保できる、という安心感も大きな動機でした。20年ローンに団体信用生命保険が付いていたのも、正直かなり効きました。
もっとも、これはあくまでわが家の条件での判断です。屋根の向きも家族構成も電気の使い方も違えば答えは変わるので、そこは差し引いて読んでもらえたらと思います。蓄電池を足すと何が変わるのかを整理すると、こうなります。
| 観点 | 太陽光のみ(蓄電池なし) | 蓄電池併設 |
|---|---|---|
| 使える時間帯 | 日射のある日中のみ | 昼夜問わず(残量による) |
| 出力上限 | AC100V・最大1500W | 機種により2.0〜5.9kVA程度 |
| 200V機器 | 不可 | 全負荷型・200V対応機なら可 |
| バックアップ範囲 | 自立運転コンセント1か所 | 全負荷型は家中、特定負荷型は決めた2〜4回路 |
| 停電中に太陽光から充電 | できない(貯める先がない) | 対応機種なら可。昼に貯めて夜に使える |
先ほどのJPEAの実態調査では、蓄電機能を併設した住宅用1134件はほぼすべてが利用されたと推定されています。切り替え操作や日射の条件に左右されにくい分、実際に使えた割合も高くなるということですね。
ただ、蓄電池を入れれば安心というほど単純でもありません。選び方を間違えると、停電時に使いたい家電が動かないことがあります。次の2つの視点で見ていきます。
全負荷型と特定負荷型で何が違う
停電時に家のどこまで電気が来るかを決めるのが、この分類です。全負荷型は家中、特定負荷型は契約時に決めた2〜4回路だけが生き残ります。
| 項目 | 全負荷型 | 特定負荷型 |
|---|---|---|
| バックアップ範囲 | 家中すべてのコンセント・照明・家電 | 契約時に決めた回路のみ |
| 回路数 | 分電盤全体 | 2〜4回路が基本 |
| 200V対応 | 対応機種あり(IH・エコキュートも可) | 100Vのみのことが多い |
| 費用 | 高くなる傾向 | 相対的に安価 |
| 残量の減り方 | 家中に給電する分だけ早い | 対象を絞る分だけ長く持たせやすい |
オール電化で気をつけたいのは200Vです。特定負荷型はバックアップ対象に200Vの家電回路が入っていないことが多く、「200V対応」とうたっていても停電時にエアコンやエコキュートが動かないことがあります。平常時の対応と、停電時のバックアップ対象は別物なんです。
回路の選び方でも後悔が生まれます。よくあるのが、停電時に使いたい冷蔵庫や寝室の照明がバックアップ回路に入っていなかったというパターン。契約の段階で、どの部屋のどの回路を残すのかを図面で確認しておきたいところです。
気になって、わが家の分電盤のカバーを開けて中身を見てみました。主幹ブレーカーの下に分岐ブレーカーが2段並び、キッチンや浴室といった回路名のラベルが1つずつ貼られています。
こうして眺めると、家の電気が思っていたよりも細かく分かれていることが分かりますね。施工は2026年8月の予定なので、どの回路を残すのかはこのラベルと図面を突き合わせて決めるつもりでいます。
もうひとつ見るべきは、蓄電容量(kWh)ではなく自立出力(kVA)です。ダイヤゼブラ電機のEIBS7は、蓄電池を使わずパワコンのみで動かした場合の自立出力を1.5kVA、蓄電池を組み合わせた場合は200V出力時で最大5.5kWと公表しています。
同じ製品でも、蓄電池を組み合わせるかどうかだけで自立出力が3倍以上変わるわけです。カタログを見るときは容量の数字より先に、停電時にどこのコンセントへ、どれだけの出力が出るのかを確かめたいですね。
わが家の7.7kWhは何日もつか
もつ時間の計算はシンプルで、実効容量(Wh)をつないだ機器の合計消費電力(W)で割るだけです。冷蔵庫40〜80W、LED照明10W前後、Wi-Fiルーター25W前後、スマートフォンの充電5〜20Wなら、この4つで合計80〜135W程度。ここにテレビと照明の組み合わせ(合計140W前後)まで足すと、おおむね200〜250W程度になります。
この水準で節電運用したときの、計算上の目安がこちらです(実効容量を定格の85%程度として試算した値です)。
| 蓄電容量 | 140W運用 | 200W運用 | 250W運用 |
|---|---|---|---|
| 5kWh | 約30〜32時間 | 約21時間 | 半日〜1日程度 |
| 10kWh | 約61〜64時間 | 約42時間 | 約1.5日 |
わが家の7.7kWhは、この表のちょうど中間あたりに位置します。ただしカタログの数字をそのまま当てはめてはいけません。実効容量は定格より10〜20%程度少ないのが一般的で、実際に使えるのはもう少し小さい値になります。
国の補助事業も、補助額の算定基準を「初期実効容量」1kWhあたりで定めています。実効容量が業界の共通指標になっていると考えると、見積書を読むときの目線も定まりますね。
そしてもう一段大事なのが、停電中に太陽光から蓄電池へ充電できる機種かどうかです。これができれば昼に充電して夜に使うサイクルが回り、晴天が続くかぎりしのげます。できなければ、容量を1回使い切ってそこで終わりです。
京セラの解説には、6.5kWhの蓄電システムで約1週間の停電のあいだ、冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコン・照明などを使った顧客事例が紹介されています。太陽光からの充電を併用した運用なので、ここでも晴れることが前提になります。
逆に雨が続けば充電できず、停電開始時の残量と使う機器しだいで1日〜数日で底をつきます。エアコンのような大きな機器を使えば一気に減りますし、全負荷型は家中に給電する分だけ減りも早い。蓄電池は停電をなかったことにする装置ではなく、夜をまたぐための橋渡しだと考えるのが、私にはいちばんしっくりきました。
家中を動かすか決めた回路だけにするかは、蓄電池の全負荷型・特定負荷型の選択で決まります。
関連記事:全負荷型と特定負荷型の違いと切替盤の費用
蓄電池なしの家が今日できる備え
いま蓄電池がない家でも、お金をかけずに今日できることのほうが、実は効き目が大きいです。使えなかった原因の大半が準備不足だったことを思い出すと、まず手を動かすべきはここかなと思います。

その前に、停電がどれくらい続きうるのかを押さえておきたいところです。数時間で復旧する停電と、何日も続く停電では、必要になるものがまるで違いますよね。
2019年の房総半島台風では、最大でおよそ93万4900戸が停電しました。復旧率が100%になるまでにかかった時間は約15日11時間です。暮らしが元どおりに戻るまで、半月ほどかかった地域があったということですね。
2024年の能登半島地震は、さらに長引いた例です。発生から7日目の時点で停電が残っていた割合は40%と、台風15号のときの10%や東日本大震災の6%に比べて突出していました。同じ災害でも、地域によって復旧の速さがまるで違うということです。
孤立した地域では、電気のない状態が1か月近く続いたところもあったと報告されています。晴れた日中の1500Wだけでこの日数を渡り切るのは、正直に言って現実的ではありません。
どれくらいの長さを想定するかで、備えの中身は変わります。期間別に整理すると、こういう並びになります。
| 想定する期間 | 蓄電池なしの太陽光でカバーできる範囲 | 追加で必要なもの |
|---|---|---|
| 数時間(日中) | 携帯の充電・情報収集・冷蔵庫の一時稼働 | 長い延長コード、事前の操作確認 |
| 1日(夜を含む) | 日中のみ。夜は不可 | ポータブル電源・充電式ライト、または蓄電池 |
| 2〜3日 | 晴天の日中のみ断続的に | 蓄電池(実効容量と自立出力で決まる)、カセットコンロ、飲料水 |
| 1週間以上 | 天候次第で断続的に | 蓄電池+停電中の太陽光充電、またはV2H・発電機。生活用水の確保 |
下の行に行くほど金額は跳ね上がりますが、いちばん上の行だけは費用がほとんどかかりません。まずはここから埋めていきましょう。
- 自立運転コンセントの位置を確認し、操作手順を印刷して分電盤の近くに貼っておく
- 長い延長コードを1本用意する(携帯の充電で終わるか、冷蔵庫まで届くかの分かれ目。つなぐ機器の合計消費電力に見合った定格のものを選び、コードリールは巻いたまま大電力で使わない)
- 充電式ライトとモバイルバッテリーを常備し、日中の発電時間に充電する運用にする
- カセットコンロとガスボンベを備蓄する(オール電化の調理を代替できる)
- 冷蔵庫は容量の7割程度に詰め、停電中は扉を開けない
偉そうに書いていますが、わが家はこの5つのうち上の2つがまだ手つかずです。太陽光と蓄電池は契約済みでも施工は2026年8月の予定で、自立運転コンセントの位置も操作の手順も、まだ実物を見ていないからなんですよね。
工事が終わったら、コードがどこまで届くかを実際に測って、手順を印刷して分電盤の近くに貼るところまでやるつもりです。この2つは業者に頼む話ではなく、住んでいる自分にしかできない準備かなと思います。
冷蔵室は扉を開けなければ一般的に2〜3時間、冷凍室は隙間なく詰めておけば季節によって半日から丸1日ほど冷えが保たれるとされています。扉を10秒ほど開けたままにするだけで庫内は約3〜5℃上がるので、開けないことがそのまま備えになります。
日中に発電しているあいだにやっておくことも決めておくと迷いません。携帯やモバイルバッテリー、充電式ライトへの充電、電気ポットでお湯を沸かしておくこと、冷蔵庫を動かして医薬品を守ること、テレビやラジオで情報を得ることが定番です。
そのうえで、お金で埋めるなら選択肢は費用と守れる範囲で大きく違います。
| 選択肢 | 初期費用の目安 | 夜間 | 200V機器 | 工事 |
|---|---|---|---|---|
| 自立運転コンセントの活用のみ | 追加費用なし | 不可 | 不可 | 不要 |
| ポータブル電源 | 数万円〜20万円台 | 可(容量分) | 原則不可 | 不要 |
| 家庭用蓄電池(特定負荷型) | 100万円〜 | 可 | 多くは不可 | 必要 |
| 家庭用蓄電池(全負荷型) | 上記より高い | 可 | 対応機種は可 | 必要 |
| V2H+電気自動車 | 本体+工事で100万円台〜 | 可 | 対応機種は可 | 必要 |
| カセットコンロ・充電式ライト | 数千円〜 | 可 | — | 不要 |
現実的な一手はポータブル電源かなと思います。工事が要らず、太陽光の自立運転コンセントから日中に充電して夜に使うという併用ができるので、蓄電池なしの弱点である「夜」を部分的に埋められるのが利点です。
選ぶときの軸は容量(Wh)と定格出力(W)の2つ。容量は使える電力の総量で、防災備蓄の用途では700Wh以上が目安とされます。定格出力は同時に動かせる機器の上限で、1500W級なら家庭用コンセントと同じ枠になります。
| 製品 | 容量 | 定格出力 | 価格 |
|---|---|---|---|
| ANKER Solix C1000 | 1056Wh | 1500W | 57,050円 |
| DJI Power 1000 V2 | 1024Wh | 2600W | 59,000円 |
| Jackery ポータブル電源 1000 New | 1070Wh | 1500W | 77,000円 |
| EcoFlow DELTA 3 Max | 2048Wh | 2200W | 84,800円 |
| Jackery ポータブル電源 2000 New | 2042Wh | 2200W | 121,000円 |
価格.comの売れ筋上位(2026年8月時点の掲載価格)から抜き出したものです。1000Whクラスでスマートフォンの充電にとどまらず寒さ対策や食料保存までバックアップできる水準、2000Wh以上なら消費電力500〜1500W程度の機器を現実的な時間動かせるとされています。ただし容量(Wh)は使える電力量の総量、定格出力(W)は同時に出せる大きさなので、動かせるかどうかは容量ではなく定格出力と起動電力のほうで確かめてください。
ただし自立運転コンセントからの充電を前提にするなら、見るべきは定格出力(W)ではなくAC入力、つまり充電時に受け取れる電力のほうです。1000WhクラスはAC入力が1000W前後の機種が多く、自立運転の1500Wの枠に収まります。日中に貯めて夜に回すという、この記事で見てきた弱点をそのまま埋める使い方ができるわけですね。とはいえ日射の変動で発電出力は上下するので、いつでも最大の速さで充電できるとは限りません。
ANKER Solix C1000
容量1056Wh・定格出力1500W。AC入力は通常モードで最大1000W(急速モードで最大1300W)と自立運転の1500Wの枠に収まるので、日中に充電して夜に回す使い方の目安になる1台です。実際に充電できるかどうかは、その時の発電出力・設定・機種の仕様によります
価格目安:57,050円(2026年8月時点の掲載価格)
ただし200V機器(IH・エコキュート)は動かせないという限界は、ポータブル電源でも変わりません。そこまで求めるなら全負荷型の蓄電池かV2Hになり、金額の桁が変わります。
費用の目安として、家庭用蓄電池は工事費込みで1kWhあたり15万〜20万円が2026年時点の市場実勢の中心、導入総額はおおむね100万〜300万円です。V2Hは本体と工事を含めた総額でおおむね100万円台〜200万円台とされています。
補助金は、金額よりも条件と時期をセットで見てください。国の蓄電池の補助(令和7年度補正の家庭用蓄電システム導入支援事業)は、要領で次のように決まっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助金基準額 | 3.45万円/kWh(初期実効容量・1台あたり) |
| 補助率 | 3/10以内(設備費+工事費) |
| 補助上限額 | 60万円(1申請あたり) |
| 価格要件(目標価格) | 12.5万円/kWh(蓄電容量・税抜)以下 |
| 公募期間 | 2026年3月24日〜2026年12月10日 |
| 実際の受付終了 | 2026年5月29日(申請額が予算に到達) |
交付されるのは最も低い額
実際に交付されるのは、基準額から算出した額・合計金額×補助率・申請上限額の3つのうち最も低い額です。基準額だけを見て期待すると、受け取れる額はそれより小さくなります。算定の基準がカタログの定格容量ではなく初期実効容量である点にも注意してください。
表のいちばん下の行が、いちばん怖いところですよね。公募が始まってから約2か月で予算に達して受付が終わっているので、停電が起きてから申請できる制度ではないということになります。
V2Hにも国の補助(令和7年度補正)があります。設備費は購入費(税抜)の1/2以内、または型式ごとの上限額のいずれか低い額で、上限額はこう定められています。
- 設備費の補助上限額: 75万円
- 工事費の補助上限額(個人宅・マンション等): 55万円(1基設置の場合)
- 個人宅の合計上限: 130万円(設備75万円+工事55万円)
- 交付申請期間: 2026年7月17日〜9月30日17時(予算超過が見込まれる場合は期間中でも終了)
制度の内容も価格も年度で変わるので、検討するときは必ず執行団体や自治体の公式サイトで最新の要領を確認してください。ここに挙げた数字はあくまで一般的な目安です。設備の選定や工事は資格を持つ業者の領域なので、迷ったら見積もりの段階で専門家にご相談ください。
蓄電池なしの太陽光と停電のよくある質問
停電中に太陽光で発電した電気は売電できますか?
できません。自立運転中は電力会社の系統から切り離されているので、発電した電気は自家消費だけになります。三菱電機も余った電気は売電できないと明記しています。注意したいのはむしろ復旧後で、自立運転モードのままにしておくと売電できません。復旧したら自立運転を解除し、太陽光発電用ブレーカ、主電源の順に戻してください。地域によって約150秒から300秒の待機時間があるので、すぐに発電が始まらなくても慌てなくて大丈夫です。
全量売電の契約だと、停電時は使えないのですか?
売電の種別と自立運転の可否は直結しません。住宅用(10kW未満)は余剰買取で、2020年度からは10kW以上50kW未満も余剰買取のみになっています。FITの認定要件には、災害等による停電時に太陽光発電の電気を活用できる自立運転機能を持った設備であることが含まれ、自立運転機能を備えたパワコンのコンセント設置が求められます。実際に使えるかどうかは、あくまで自立運転機能とコンセントの有無で決まると考えてください。
停電したら、まず何をすればいいですか?
自立運転を使う・使わないにかかわらず、安全のためにまず主電源ブレーカをOFFにすることが環境省のパンフレットで求められています。知らないあいだに通電して火事になるという阪神淡路大震災の教訓によるものです。そのうえで、パネルやパワコンが破損・浸水していないかを確認し、被災していそうなら触らずに販売施工業者へ連絡してください。操作手順は機種で違うので、取扱説明書の該当ページを事前にコピーして貼っておくと安心です。
自立運転は自動で切り替わりますか?
機種と設定しだいです。パナソニックは連系自立自動切替の機能を搭載した機種を公開していますが、自動切替の初期設定はOFFで、あらかじめ設定が必要と明記しています。CSIソーラーは設定がONなら手動操作は不要、三菱電機は手動での切換えが必須で最大5分程度の切換え時間が必要とされています。自動だと思い込んで操作せずに終わってしまった例が実際の調査でも報告されているので、自宅の機種がどうなっているかは一度確認しておきたいところです。
あとから蓄電池を足すと、いくらぐらいかかりますか?
工事費込みで1kWhあたり15万〜20万円が2026年時点の中心で、総額はおおむね100万〜300万円が目安です。既存の太陽光パワコンをそのまま使える単機能型ならパワコンが2台になり、ハイブリッド型は既存パワコンの交換費用がかかります。ハイブリッド型に変えると元のパワコンのメーカー保証がなくなり、メーカーによっては太陽光パネルの保証まで失う可能性があるので、そこは必ず確認してください。金額も条件も機種と業者で変わるため、最終的には見積もりと公式情報で確かめるのが確実です。
まとめ:蓄電池なしの太陽光は日中だけの備え
つまり蓄電池なしだと、晴れた日中しか頼れないってことだね
そうなんです。だから私は夜を越すために蓄電池を足しました。まずは自分の家の条件を確かめるところからかなと思います
最後に、この記事の要点を振り返ります。

- 使えるのは、自立運転機能・専用コンセント・日射・容量内の機器という4条件がそろったときだけ
- 出力はAC100V・最大1500Wで取り出し口は1か所。200VのIHやエコキュートは動かせない
- 日照は1日平均およそ5.3時間。夜は完全にゼロ、雨天は晴天の5〜20%まで落ちて小容量機器が精一杯
- 実際の停電で使えなかった原因の約7割は、知らなかった・操作が分からなかったという準備不足
- 延長コードの用意と操作手順の確認は今日ゼロ円でできる。夜まで備えるならポータブル電源か蓄電池
- 蓄電池は容量より自立出力と200V対応、停電中に太陽光から充電できるかを見る
ここに挙げた数値はいずれも一般的な目安で、実際に使えるかどうかは機種・設置条件・その日の天気で変わります。制度や価格も年度で変わるので、判断の前にはメーカーや執行団体の公式サイトで最新の情報を確認し、必要に応じて専門家にご相談ください。
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