このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。 卒FIT・売電

受給契約の通知が届かない?届く時期と確認先を実例で

2026年10月8日

受給契約の通知が連系から約1か月届かなくても、まず施工会社に確認すればよいことを示す画像

こんにちは。エネすけ運営者の「りょう」です。

太陽光の連系工事が終わり、モニタには売電の表示も出ている。なのに、売電の契約が成立したという書類がいつまでも届かない。そんなモヤモヤを抱えて調べている方も多いのではないでしょうか。

わが家も2026年8月18日に連系しましたが、受給契約の通知を手にしたのは9月25日の夜でした。しかも届いた封筒は、送配電会社ではなく施工会社からのもの。

この記事では、わが家の実例を時系列で示しながら、通知が届く時期と送り主、届かない時に確認する順番をまとめます。通知書の各項目の読み方と、写真を載せるときに隠すべき場所もあわせて紹介しますね。

  • 受給契約の通知が連系から1か月ほど届かなくても珍しくない理由
  • わが家の連系から通知を受け取るまでの38日間の時系列
  • 通知が届かない時に施工会社・マイページ・送配電会社へ確認する順番
  • 受電地点特定番号や発電出力の読み方と写真で隠すべき4か所

受給契約の通知が届かないのは連系1か月なら普通

結論から言うと、連系から1か月前後通知が届かないのは、手続きの順序から見て不自然ではありません。受給契約は連系工事の日ではなく、送配電会社が契約の承諾を通知した時点で成立するからです。

売電の手続きが接続契約、国の認定、特定契約の成立、受給開始、通知書の発行の順に進む流れ
エネすけ
エネすけ

工事が終わってもう売電してるのに、契約の紙が来ないってちょっと不安だよね。

そうなんですよね。うちも最初は、何がいつ届くのかよく分かっていませんでした。手続きの順番から一緒に確かめてみましょう。

りょう
りょう

成立のタイミングは、関西電力送配電の電力受給契約要綱(2025年10月1日実施)に書かれています。受給契約は、特定契約(買取の契約)の申込みを承諾したと「通知を発したとき」に成立する、という規定です。(出典:関西電力送配電『再生可能エネルギー発電設備からの電力受給契約要綱』)

つまり通知書は、契約手続きのいちばん最後に出てくる書類。連系は電気を系統につなぐ工事で、契約の成立とは別のタイミングで進みます。工事が終わった日と書類が出る日がずれるのは、このためです。

関西電力送配電は、低圧の手続きを次の6段階で案内しています。

段階手続きの内容
1電力購入契約と系統連系の申込み(要綱に同意)
2接続契約の締結(「系統連系に係る契約のご案内」の発送で成立)
3国の事業計画認定の取得と提出
4工事着手
5「電力受給契約内容のお知らせ」の通知(買取開始日などを記載)
6毎月の検針・支払い

同社は、供給設備の変更が不要な場合、申込みから通知まで約1〜2か月としています。起点は連系日ではなく申込日。施工会社がいつ申し込んだかで、連系後に待つ期間は家ごとに変わります。(出典:関西電力送配電『低圧のお手続き(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)』)

もうひとつ時間がかかりやすいのが、国の事業計画認定です。資源エネルギー庁のFAQでは、10kW未満の太陽光の標準処理期間を2〜3か月としています。認定が下りるまでは買取の契約が成立しないので、通知も出ません。

こうした事情を合わせると、連系から1か月程度なら様子見でよいかなと思います。一方、申込みから2か月を過ぎても何も届かないなら、手続きが止まっていないか確かめる価値はあります。あくまで公式の目安から逆算した、私なりの区切りです。

大事なのは通知の有無より、自分の申込みが「どの段階まで進んでいるか」を把握しておくことです。

わが家は連系38日後に施工会社経由で届いた

わが家の場合、連系から38日後に、施工会社が送ってくれた封筒で受給契約の通知を受け取りました。通知書の日付は連系から28日後で、発行元は関西電力送配電です。

連系の8月18日から通知書の日付、手元に届く9月25日までの38日間の時系列

設備は関西(奈良)の新築オール電化で、シャープのパネル18枚・7.92kWと蓄電池7.7kWhの組み合わせ。通知書の記載と自分の記録から、時系列を並べるとこうなります。

日付(2026年)出来事連系からの日数
7月21日接続契約日(通知書の記載)連系前
8月18日連系(15時ごろ運転開始)0日
8月25日国の認定日7日後
8月26日特定契約日(通知書の記載)8日後
9月9日受給開始日(買取の計算が始まる日)22日後
9月15日通知書の日付28日後
9月25日夜施工会社から届いた封筒で中身を確認38日後

売電の申込みは、施工会社が代わりに進めてくれました。私自身が何か手続きをした記憶は、正直ありません。振込先の口座も、契約のときに書類へ書いていたと後から施工会社に聞いて知ったくらいです。

書類が届くまで、施工会社からも送配電会社からも連絡はありませんでした。それでも気にならなかったのは、契約時に説明を受けていたからです。

説明の内容は「スマートメーターの交換があり、その後に売電開始。早ければ数週間、遅いと数か月待つこともある」というもの。待つ前提だったので、届かないことを不安には感じていなかったんです。

封筒には「書類が届いたよ」程度の添え書きが入っていて、中身が受給契約の通知でした。内容がよく分からず、普段やり取りしていたLINEで施工会社に確認しています。

返ってきた答えは「スマートメーターの交換は不要だった。最近のものはリモートで設定できるらしい」。交換工事の連絡がないまま書類がいきなり届いた理由は、これでした。

ただ、遠隔で設定したという話は施工会社の説明で、送配電会社の公式文書で確かめたものではありません。関西電力は2015年5月以降の連系申込みから、売電と買電を1台で測るスマートメーターを使っています。

連系の時点では国の認定がまだ下りていなかった

通知書の日付を並べて気づいたのは、連系した8月18日の時点では、国の認定がまだ下りていなかったことです。認定日は8月25日で、連系のちょうど1週間後でした。

買取の契約(特定契約)の申込み事項には、国の認定を受けたことを証明する書類の内容が含まれます。認定が下りる前は、契約がそもそも成立できません。

わが家では、認定の翌日の8月26日に特定契約が成立しています。そこから約2週間後の9月9日が、受給開始日として決まりました。

工事の日程と国の審査は、別々のペースで動いています。連系が先に終わるケースは、わが家に限らず起こりうるかなと思います。

認定待ちかを見分ける

施工会社に「国の認定日はいつですか」と聞けば、手続きがどこで止まっているかの見当がつきます。認定がまだなら、通知が来ないのは当然の段階です。

通知が届く前に売電はもう始まっていた

通知書を開いて驚いたのは、受給開始日が通知書の日付より前だったことです。書類を手にした9月25日には、買取の計算がすでに始まっていました。

受給開始日は、特定契約の成立日以降で協議により決める日です。通知書の発行日との前後関係は要綱で決まっていません。わが家のように、通知が後から届くこともあるわけです。

驚いた一方で、もう売電が始まっていたのは素直に嬉しかったですね。書類が来ないからといって、売電が止まっているとは限りません。

ただし、連系から受給開始日の前日までにモニタが「売電」と表示した分は、買取料金の算定期間に入りません。わが家でも、9月1〜8日のモニタ上の売電77.9kWhは受給開始日より前の数字です。

この期間の電気を後から精算する、あるいは無償で引き受けると明記した公式文書は、私が調べた範囲では見つかりませんでした。モニタの売電量と最初の明細は一致しない前提で見ておくのが無難です。

わが家の初回の売電代金は、2026年10月4日時点でまだ入金されていません。金額と時期は、明細が届いてから確定扱いにします。

関連記事:太陽光の売電、初回振込はいつ?連系から入金までの実例

関連記事:スマートメーター交換なしでも売電開始?連系後の実例

受給契約の通知は誰から何が届くのか

受給契約の通知を出すのは、エリアの送配電会社です。ただし送付先は申込者なので、施工会社が申し込んだ場合は施工会社経由で届くことがあります。書類の名前や形も、会社ごとに違います。

わが家も、書類の発行元は関西電力送配電、封筒の差出人は施工会社でした。「送配電会社から直接届くはず」と郵便受けだけを見ていると、見落とすかもしれませんね。

電気を買っている小売会社からは届かない

2017年4月1日以降に買取契約を結ぶ住宅用FITの買取者は、小売電気事業者ではなく送配電会社です。電気を買っている会社と、売った電気を買い取る会社は別になります。

わが家は関西電力(はぴeタイムR)から電気を買っていますが、売電の相手は関西電力送配電。社名が似ているので、混同しやすいところですよね。

契約相手わが家の例
電気を買う契約(需給契約)小売電気事業者関西電力
電気を売る契約(受給契約)エリアの送配電会社関西電力送配電

新電力に切り替えている家でも、売る側の契約は自動では変わりません。電気代の請求と売電の入金は、別の会社・別の口座で動きます。

なお、2017年3月以前に小売電気事業者と買取契約を結んだ設備は、その契約が満了まで続きます。最近太陽光を載せた家庭なら、相手は送配電会社と考えてよさそうです。

関西電力送配電は紙・東京電力PGは控えとメール

「受給契約の通知」という1種類の紙が、全国共通で届くわけではありません。成立を示す書類の名前と届き方は、送配電会社ごとに違います。

会社成立を示す書類届き方(公式の記載)
関西電力送配電再生可能エネルギー発電に関する電力受給契約内容のお知らせ(紙)申込者へ送付。うち電の会員はWebで内容確認とPDF印刷もできる
東京電力パワーグリッド(低圧の新規)電力受給契約申込書(返送される控え)申込みをした電気工事店へ返送。手続き完了後、登録メールに購入実績お知らせサービスの登録案内が届く

関西電力送配電の通知書は1枚もので、冒頭に電力受給契約の概要を知らせる旨が書かれています。わが家に届いたのも、この紙1枚だけでした。

東京電力パワーグリッドのエリアでは、紙の通知を待っていても来ない可能性があります。施工会社に返送された申込書の控えと、登録案内のメールを確認するのが近道です。

ちなみに「電力受給契約のご案内」という書類を探している方もいるかもしれません。東京電力は小売で買い取っていた時代、2013年8月受付分からこの「ご案内」を廃止しています。

いま手元に来るはずの書類の名前は、エリアの送配電会社の案内で確かめるのが確実です。

関連記事:うち電(うちの発電量)の登録手順

通知が届かない時の確認先と聞く順番

確認の順番は、施工会社→国の認定のマイページ→送配電会社の窓口がおすすめです。申込みをしたのが施工会社なら、手続きの状況も書類も、まず施工会社の手元にあるからです。

通知が届かない時に施工会社、国の認定のマイページ、送配電会社の窓口の順で確認する3段階
エネすけ
エネすけ

届かないなら、電気代を払ってる電力会社に聞けばいいんじゃないの?

それが、買う契約と売る契約は別の会社みたいなんですよ。聞く先を間違えないように、順番に見ていきましょう。

りょう
りょう
  • 施工会社:申込み状況・認定日・受給開始日・書類を預かっていないか
  • 国の認定のマイページ:認定IDと認定日
  • 送配電会社の窓口:受給契約の成立と受給開始日

電気を買っている小売会社に問い合わせても、受給契約の状況は分かりません。

まず施工会社に申込状況と受給開始日を聞く

低圧の売電の申込みは、電気工事店か本人が行います。施工会社が申し込んだなら、最新の状況を知っているのは施工会社です。

私も書類の中身が分からなかったとき、いつものLINEで施工会社に聞いて解決しました。電話でもメールでも、普段の窓口で聞くのがいちばん早いと思います。

聞くことは、次の5つに絞ると話が早いです。

  • 売電(受給契約)の申込みは済んでいるか、いまどの段階か
  • 国の認定日はいつか(まだなら審査中か)
  • 受給開始日は決まっているか
  • 送配電会社からの書類を預かっていないか
  • 売電代金の振込先口座は登録されているか

振込口座は、わが家のように契約時の書類に書いていて、本人が覚えていないこともあります。口座の書類が出るまで支払いを保留する場合があると明記している送配電会社もあるので、ついでに確かめておくと安心です。

関連記事:売電開始が遅いときに認定・受給契約・メーター設定の順で切り分ける手順

FIT認定IDと認定日はマイページで確認

国の認定が下りているかは、再生可能エネルギー電子申請のマイページ「認定設備一覧」で確認できます。認定ID(設備ID)は英数字10文字で、認定通知書もここから印刷する方式です。

施工会社が代行申請した場合、施主のメールに fit-mail@fit-portal.go.jp からユーザ登録確認などのメールが届くことがあります。名義はJPEA代行申請センターです。施主がマイページで承諾コードを入力すると、審査が始まります。

このメールに心当たりがなければ、施主のメールアドレスなしで申請された可能性もあります。その場合は施工会社に、認定日と認定IDを教えてもらいましょう。

施主のアカウントの意味

認定通知書は、代行業者は一度しか印刷できず、施主は何度でも印刷できます。施主がアカウントを持っているかどうかが、書類をなくしたときの分かれ目になります。

認定の手続きについての問い合わせ先は、JPEA代行申請センター(JP-AC)です。関西電力送配電のFAQも、設備認定の手続きはこちらへ案内しています。

受給契約の成立は送配電会社の窓口に照会する

受給契約が成立しているか、受給開始日がいつかは、買い取る側であるエリアの送配電会社に照会するのが確実です。

関西なら、送配電ダイヤル(0800-777-3081)や地域の電気工事受付センターが窓口になります。わが家の通知書にも、奈良の電気工事受付センターが連絡先として載っていました。受付は平日(祝日を除く)の9時〜17時です。

関西電力送配電の「うちの発電量(うち電)」に登録すると、受給契約の内容をWebで確認し、PDFで印刷できます。ただ、入会コードは初回の受給電力量のお知らせはがきに載るため、通知を待っている段階ではまだ使えません。

東京電力パワーグリッドのエリアは、購入実績お知らせサービスの登録案内メールが目印です。迷惑メールフォルダに入っていないかも見てみてください。

窓口や電話番号は変わることがあります。正確な情報は、各送配電会社の公式サイトでご確認ください。

関連記事:関西電力の売電が入金されない時の確認順

通知書の受給開始日と各項目の読み方

通知書でまず見るのは受給開始日です。売電の買取計算は、通知書の日付ではなく受給開始日から始まります。ほかの項目も、意味が分かれば難しい書類ではありません。

通知書の主な項目である受給開始日、発電出力、買取期間の意味を表にした図

関西電力送配電の通知書の表には、次の項目が並んでいます。わが家の記載と、要綱上の意味を並べてみました。

項目意味わが家の記載
受給開始日買取の計算が始まる日2026年9月9日
接続契約日系統連系の申込みを送配電会社が承諾した日2026年7月21日
認定ID・認定日国の事業計画認定のIDと、認定を受けた日認定日は2026年8月25日(IDは非公開)
特定契約日(受給契約日)買取の申込みを送配電会社が承諾した日2026年8月26日
発電出力パネルの合計出力とパワコン出力の小さい方5.9kW
同時最大受電電力接続点での最大電力として協議で決めた値5.9kW
買取単価法令に基づき適用される調達価格金額の記載なし
買取期間最初の検針日が属する月から120か月10年間

意外だったのは、買取単価の欄に金額が書かれていないことです。法令に基づく「調達価格」という文言だけで、通知書を見ても売電単価の数字は分かりません。

単価は、国の認定を受けた年度で決まる仕組みです。関西電力送配電のFAQでは、受給開始日によって買取単価が変わることはないと回答しています。(出典:関西電力送配電『よくあるご質問(受給開始日と買取単価)』)

インボイスの欄には「事業者に該当しない」「非適格請求書発行事業者」と書かれていました。家庭の余剰売電の収入は消費税の課税対象外なので、この記載で困ることはなさそうです。

欄外には、発電設備の増減設などで記載内容が変わる場合は必ず連絡するよう注記があります。蓄電池の後付けなどを考えるときは、早めに施工会社と送配電会社へ相談しましょう。

受給地点特定番号はどこ?検針票の番号とは別

「受給地点特定番号」で探している方も多いと思います。通知書や要綱での正式名は「受電地点特定番号」で、通知書の表に22桁で載っています。

東京電力パワーグリッドのエリアでは、返送された申込書の控えか、購入実績お知らせサービスの案内メールに記載されます。

注意したいのは、電気料金の検針票にある「供給地点特定番号」とは別物という点です。こちらは電気を買う側の番号で、同じ22桁でも役割が違います。

番号何の番号か載っている場所
受電地点特定番号売った電気を受け取る地点(買取)受給契約の通知書。東京電力PGは返送の控えや案内メール
供給地点特定番号電気を使う地点(買う側)検針票や小売の会員サイト

太陽光を載せた家には、同じ住所に22桁の番号が2つある状態です。問い合わせのときは、どちらの番号を求められているか確かめてから伝えると話が早いですよ。

発電出力がパネル容量より小さく載る理由

わが家のパネルは7.92kWですが、通知書の発電出力は5.9kWでした。これは間違いではなく、要綱の定義どおりの数字です。

要綱は、太陽光の発電出力を「太陽電池の合計出力とパワコンの出力のいずれか小さい方」と定めています。わが家のパワコン(シャープ JH-59TF4)の定格が5.9kWなので、こちらが載りました。

パネル容量がパワコンを上回る組み方は、過積載と呼ばれます。わが家はパネルがパワコンの約1.34倍。数字が食い違って見えても、慌てて問い合わせる必要はないかなと思います。

同時最大受電電力も5.9kWでした。通知書の数字がパネル容量と違っても、パワコンの定格と一致していれば辻褄は合っています。

関連記事:FITの認定日と受給開始日の違い|10年はいつから?

届いた通知書の保管理由と写真で隠す4か所

通知書は売電の10年間とその後にも使う書類なので、保証書と一緒に保管しておくのがおすすめです。写真をSNSなどに載せるなら、氏名・設置場所・受電地点特定番号・認定IDの4か所は必ず隠しましょう。

通知書の写真を載せる時に隠す、施主名、住所、受電地点特定番号、認定IDの4か所

通知書が役立つ主な場面は、次のとおりです。

場面通知書が役立つ理由
卒FITの時期の確認国や電力会社は、受給契約の書類で買取開始の時期を確かめるよう案内している
名義や振込口座の変更契約名義や受電地点など、登録内容を手元で確かめられる
売電収入の確定申告家庭の余剰売電は原則として雑所得。売電の開始時期や契約内容の確認に使える
蓄電池の後付けなど設備の変更記載内容が変わる場合は連絡が必要と注記されている
設置費用報告運転開始後1か月以内の報告があり、受給開始日が期限の手がかりになる

10kW未満の設備でも、運転開始後1か月以内の「設置費用報告」があります(J-PECの補助金を受けた設備は不要)。運転開始月は、初めて売電を始めた日の属する月です。代行業者が行うことも多いようですが、施主としても期限は把握しておきたいところですよね。

保管場所は、メーカーの保証書や取扱説明書、認定IDの控えと同じファイルにまとめると迷いません。家族が見つけられる場所に置いておくと、なお安心です。

一方、通知書には次の4つが平文で載っています。

  • ご契約名義(氏名)
  • 発電設備設置場所(番地まで)
  • 受電地点特定番号(22桁)
  • 認定ID(英数字10文字)

消費生活センターは、検針票の番号を安易に教えないよう注意を呼びかけています。顧客番号や供給地点特定番号を元に、勝手に契約を切り替えられるケースがあるためです。

受電地点特定番号について同じ趣旨の公式文書は見つけられませんでしたが、同じ22桁の地点番号です。人に見せない番号として扱うのが無難だと思います。

私も通知書の写真を載せるときは、この4か所を塗りつぶした版を使います。ぼかしやモザイクは復元の余地が残るので、完全に塗りつぶすのがおすすめです。

受給契約の通知が届かない時のよくある質問

fit-portalから届いたメールは受給契約の通知ですか?

いいえ、別のものです。fit-mail@fit-portal.go.jp からのメールは、国の事業計画認定の手続きに関するものです。代行申請の承諾などを求める内容で、送配電会社との受給契約の成立を知らせるものではありません。承諾しないと認定の審査が始まらないので、届いていたら放置せず内容を確認しましょう。

受給契約の通知書をなくしたら、どうすればいいですか?

関西電力送配電の場合、うち電に登録していれば受給契約の内容をWebで確認し、PDFで印刷できます。登録していない場合は、エリアの送配電会社の窓口に相談してみてください。国の認定通知書は、施主のアカウントがあればマイページから何度でも印刷できます。

受給開始日が遅れると、売電単価は下がりますか?

関西電力送配電のFAQでは、受給開始日によって買取単価などが変わることはないと回答しています(経済産業省告示の現時点の取扱い)。単価は国の認定を受けた年度で決まる仕組みです。制度は変わることがあるので、最新の扱いは公式サイトでご確認ください。

施工会社と連絡が取れない時はどこに聞けばいいですか?

受給契約の成立や受給開始日は、エリアの送配電会社に直接照会できます。国の認定の状況は、マイページの認定設備一覧か、JPEA代行申請センター(JP-AC)で確認します。電気を買っている小売会社では受給契約の状況は分からないので、問い合わせ先を間違えないようにしましょう。

ネットで見た「通知が届かない」問題と同じ話ですか?

2017年に報道された「通知が届かない」は、改正FIT法への移行で国が旧制度の認定者に出したはがき・メールの話です。送配電会社からの受給契約の通知とは別の書類です。ただ、業者任せで書類の流れが見えにくいという不安の構図は、今も変わらないかなと感じます。

受給契約の通知が届かない時の確認順まとめ

エネすけ
エネすけ

通知が来なくても、売電はもう始まってることがあるんだね。

うちはまさにそうでした。焦る前に、手続きがどこまで進んでいるかを順番に確かめるのが大事みたいですね。

りょう
りょう

受給契約の通知は連系の直後ではなく、国の認定と特定契約の成立を経て、手続きの最後に出る書類です。わが家では連系の28日後の日付で発行され、施工会社経由で38日後に手元へ届きました。

受給契約の通知が遅れても慌てず、確認順と保管、写真のマスクを押さえるという記事全体の要点
  • 連系から1か月前後通知が届かないのは、手続きの順序から見て不自然ではない
  • 通知の発行元は送配電会社。申込者が施工会社なら、施工会社経由で届くことがある
  • 確認の順番は、施工会社→国の認定のマイページ→送配電会社の窓口
  • 受給開始日が通知書の日付より前で、届いた時点で売電が始まっていることもある
  • 発電出力はパネル容量とパワコン出力の小さい方が載るので、数字が違っても慌てない
  • 通知書は保証書と一緒に保管し、写真を載せるなら4か所を隠す

手続きの期間や窓口は、エリアや時期で変わることがあります。この記事の期間はあくまで一般的な目安とわが家の実例です。正確な情報は、各送配電会社や資源エネルギー庁の公式サイトでご確認ください。

契約内容や税金の判断に迷うときは、施工会社や税理士などの専門家に相談するのがおすすめです。

あわせてチェック

新築のとき太陽光を見送ったままになっていませんか?後付けの費用相場は、契約前に無料で確かめられます。

新築で太陽光を見送った人へ。後付けの費用相場を無料見積もりで確認する方法

関連記事:東京電力の売電明細の見方

通知の次は入金です。振込が来ないときの確認の順番はこちらにまとめました。
関連記事:売電が入金されない原因は?確認する順番と問い合わせ先

関連記事:受給契約の名義を妻にすると扶養はどうなるか

関連記事:太陽光の補助金はいつ振込?申請から入金までの流れと遅れる原因

関連記事:関西電力の売電の振込日はいつ?

  • この記事を書いた人

りょう / エネすけ運営者

関西の新築一軒家(オール電化)で、妻と子ども2人と暮らす一般の施主です。2026年8月に太陽光7.92kW+蓄電池7.7kWhを設置しました。導入前24ヶ月分の電気代実測をもとに、「太陽光は本当に元が取れるのか」を導入前後の比較で検証していきます。

-卒FIT・売電
-, ,